
こういった疑問に答えます。
- FXデイトレード初心者が最初に読んでおくべき本【3冊】
- FXデイトレード初心者が本を読みつつやるべきこと
この記事を書いている筆者は、経験豊富な投資家す。
- 筆者は、投資歴16年ほど
- 投資収益のみで生活を始め11年目
- 現在は東南アジアで海外ノマド生活
上記のとおり。
経験は長いほうなので、信頼できるかなと思います。
なお、本記事では「新しい本」を紹介していません。
というのも、新しい本でいいものは少ないです。筆者は1000冊以上の投資本を読んできました。経験から、新しい本だけでの知識習得は不可能です。なぜなら、トレードの歴史は100年以上あり、それだけ過去に出版された良書も多いからです。どうかご了承ください。
FXデイトレード初心者が最初に読んでおくべき本【3冊】
考えた結果、3冊だけ厳選しました。
なお、読書は継続することが大切なので、できれば毎月3冊くらいは読むことをオススメします。
本を読んでいると、「このジャンル面白いな」と思う箇所が出てきます。そしたら、その関連本を読んでいくとOKだと思います。
というわけで、おすすめ本をみていきましょう。
デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術
デイトレーダーに御用達の1冊『デイトレード』。
読んでおいて損はしない、濃い内容です。
居心地の悪さが行動を喚起し、立ち上がって何かをしなければと思わせるのである。敗北の苦しみを味わい、苦痛を感じないことには、成長することはできないのではなかろうか。損失を尊重することを学んでほしい。不思議なことだが。それによって道が拓けるのである。(129ページ)
人生で成功するには、どれだけ勝つかではなく、負けをどれだけコントロールできるかにかかっている。それはトレーディングにも当てはまる。(139ページ)
まず、損切ったトレーダーは投下資金の大半を取り戻している。
次に、損切ったトレーダーは正しいポジションをとれる次なるチャンスを獲得している。
最後に、損切ったトレーダーはマーケット参加者が得られるプレゼントを得ることができる。自尊心である。(141ページ)
1)状況が悪化した場合、どこで救助するのかをあらかじめ決めずに、ポジションをとってはならない。
2)常に、あらかじめ定めた水準で損切りしなければならない。
3)どうしても損切りのルールを守ることが難しい場合には、ポジションの半分を損切る癖をつけることから始める。(166ページ)
デイトレード大学―トレーディングで生活する!基礎からプロのテクニック (パンローリング相場読本シリーズ)
デイトレードという言葉が世に広がる前の、2002年に書かれた本。
中身はとてもシンプルだが、今でも十分通じる部分も多し。
損切りしたあとは特に慎重になって、最低でも30分は何もしないといい。部屋の掃除をするとか、ほかのことをして気分を落ち着かせよう。その日はつらいかもしれないが、何もしないのが本当は一番よいのだ。(96ページ)
人間心理がこのトレーディングというビジネスのキーポイントなのだ。
「迷うは不利のもと」という。迷うときにはてを出さないのが一番である。自身があるときに仕掛けて幸運をつかめばいいのだ。(97ページ)
また、負けが連続して起こることもありえる。
これを解決する方法は、おそらくすべての売買システムに当てはまると思われる、次のようなやり方だ。…そう、たとえば連続して2回失敗したあとに使い始めるのだ。これでかなり成功の可能性が高まる。(166ページ)
日経225先物 ストレスフリーデイトレ勝利の方程式【増補改訂版】
日経225先物のデイトレで有名な”ついてる仙人”さんの本。
トレード学習方法も書かれているので、これからデイトレードを始めるという方にオススメ。
儲からないトレーダーというのは買いのみの期間に売り仕掛けをするのです。天井らしい条件のことなど気にせずに価格だけを見て、ここまで高くなったらいい加減下がるだろうと思って売るのです。(110ページ)
シナリオを考えるのは、相場の動きをあてにいくというのではなく、今後株価がどのような動きになる可能性があるのかを、できるだけ多く想定しておくことです。(178ページ)
では、なぜシナリオを立てておく必要があるのか。それは、「前もって相場の動きを想定しておくことによって、想定外の動きをなくし、どのような動きになった場合でも冷静に対処できるようにする」ということです。
この理由は、自分の手法が定まっていないと売りと買いの両方を狙ってしまい、そうすると両方で利益を得るのではなく両方で損失を食らう、いわゆる「往復ピンタ」を食らってしまうことが多くなるからです。(179ページ)
本を読みつつ、次の3つを意識しましょう。
- その①:気になった文章をメモすること
- その②:メモした文章を、定期的に見返すこと
- その③:メモを整理して分類すること
順番にみていきましょう。
※記事ももうすぐ終わりです。重要なので読み切りましょう。
その①:気になった文章をメモすること
本を読むだけじゃ、すぐに忘れます。
知識をメモして、ノートに書き留めること。
筆者は「Evernote」を使って記録しています。
過去に読んだ本から、この記事を書くことができるのも、このメモのおかげです。
当たり前ですが、本のページを読み進めることに価値はないですからね。
本から知識を吸収しましょう。
その②:メモした文章を、定期的に見返すこと
先ほどのメモを見つつ、定期的に見返すようにしましょう。
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる
2日後には72%忘れる
6日後には75%忘れる
31日後には79%忘れる
人は何かを学んだあと、基本的にはほとんど忘れます。
1週間単位、1か月単位でトレードノートなどに記入する習慣をつけるといいと思います。確実に効果がありますし、トレードと結び付けて知識を定着させるのには最適です。
その③:メモを整理して分類すること
ここまででは、実際にトレードで使えるようにまではありません。
FXデイトレードで成果を出すために大切なこと
メモを定期的に見返すことは必須です。
忘れてしまったら、元も子もありませんからね。
デイトレードで成果を出すには、この知識を「必要なものを」「必要なタイミング」で使いこなす必要があります。物質的、物理的に整理することによって、頭の中も整理することができます。万が一忘れてしまっても、すぐに見返すこともできます。
本を読み、知識をメモして、それを活かしつつトレードを続けましょう。
そして、損失が続くときもありますが、このプロセスを繰り返してください。
これが上達への近道です。
というわけで、今回は以上です。脱・初心者を応援しています。