
こういった疑問に答えます。
- FXトレーダーの入門書3冊【読み物としても面白い】
- FXトレーダーという生き方 : 好きなことでお金を生み出す
この記事を書いている筆者は、読書量が多いほうで、投資本を累計1000冊以上読んできました。
なかでも、「実在するトレーダー」の本が好きで、過去に読み漁ってきました。
そこで今回は「FXトレーダーの入門書」と呼ぶべき本をピックアップしてみます。厳選して3冊だけ紹介しますので、気になる本があったら、手にとってみてください。
FXトレーダーの入門書3冊【読み物としても面白い】
次の3冊です。
その①:世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)
ジェシー・リバモアは『世紀の相場師』の肩書にふさわしい伝説の投資家です。彼自身が執筆した本ではありませんが、彼の考え方を感じることができる良書。
約100年前の内容になるが、現在でも通用する思考を学べる。せひとも最初の1冊に読んでください。
彼は二度にわたってすべてを失った。しかしすべてを失うということは、株の世界で生きる者にとって死活的に重要な学習機会なのだとリバモアは思い定めていた。相場師は失わなければならないー。そこで初めて何をすべきでないかを学び取ることができる。(81ページ)
そして「強気相場」「弱気相場」という用語を決して使おうとしなかった。こうした用語には強力なイメージがあり、聞く者の心理に影響を及ぼし、先入観を与える傾向があるから、というのがその理由だった。(82ページ)
特に最初の打診が大きな意味をもつ。この取引手法の根幹をなすといってもよい。一回目の取引を実行したら、自分の判断が間違いないと確認されるまで動かないこと。二回目の取引を控えることである。株価が予想通りに動き、利益が得られたら、自分の判断に間違いはなかったと判断してよいであろう。(99ページ)
その②:伝説のトレーダー集団 タートル流 投資の黄金律
どうやってトレードすればいいのかわからない。
こうなったら「タートルズ」のやり方を真似すればいい。
タートルズの手法は資金管理から実際のトレードまで細かくルールが決められています。それを実行していくだけ。
それでも、取引の成り行きはつねに不確実性であり、そこからつねにある程度の恐怖が生じる。その恐怖を克服しなくては、正しいときに正しい取引を行なうことができない。(88ページ)
最初の診断は間違っているかもしれない。もっと深刻な症状が表われて、初めに予期したより急を要するものであることが明らかになるかもしれない。医師はそれを心得ている。だから、医師と医療スタッフは継続して患者の健康状態を観察する。(91ページ)
「結果ではなく、決断に集中せよ」とは、制御不能なののから、規律と厳密な事前の施行によって制御可能なものへ、本質的な観点を移行することだ。他のルールはすべて、このルールに含まれる。(96ページ)
その③:マーケットの魔術師 米トップトレーダーが語る成功の秘訣
マーケットの魔術師はシリーズ化されており、全世界で翻訳販売されています。
それは、世界中のトレーダーの学びになっている証拠です。この本1冊で複数のトレーダーの考え方が学べるので、コスパはとてもいいです。
だけど他人のやり方をとり入れようとしても、結局は自分と他人のやり方の悪い所だけが出てきてしまって、うまくはいかないんだ。僕も随分それをやったけどね。(52ページ)
トレードで最も重要なルールは巧みな攻撃をすることではなく、巧みな防御をすることだ。毎日私は自分のポジションは間違っていると仮定してみる。自分の損切のポイントが見えてくるんだ。(134ページ)
英雄を気取ってはいけない。自己中心的な考え方をしてはいけない。常に自分自身とその能力を疑ってみる。自分はうまいんだなどと思ってはいけない。そう思った瞬間、破滅が待っている。(134ページ)
FXトレーダーという生き方 : 好きなことでお金を生み出す
FXトレーダーという生き方において、重要な考え方は下記だと思います。
- 分散する
- 何もしない
ここでいう、何もしないとは、「必要ないトレードはしない」とか「得意でないパターンの時は何もしない」という意味です。
また分散については、「資金の分散」「時間の分散」「手法の分散」と、やるべきことは多岐にわたります。こういった考え方は、FXトレーダーに限らず必要でして、今後は必須のスキルになっていくと考えています。
結論:FXトレーダーとか、あまり関係ないかもしれない
これからの時代は「なるべく好きなことを仕事にして、自分の責任で生きていくこと」が答えじゃないかなと思います。
これは、別にFXトレーダーだけじゃなく、すべての職業がこうなっていくのかなとも思っています。
筆者の提案は「なるべく好きなことをしつつ、リスクを分散して、無理せずに生きていきましょう」という感じです。
本記事で紹介した本を読みつつ、ぜひ読者のみなさんも考えてみてください。