
こういった疑問に答えます。
- FX初心者にオススメなトレード心理の本3冊【厳選】
- 初心者はトレード心理から勉強する必要はないです
投資歴16年の筆者ですが、現在は投資有益だけで生活しています。
いままで投資本を1000冊以上読んできましたが、ジャンルとしてトレード心理を取り扱ったものは結構あります。ただ、印象は字が多くてつまらなそう、、、
こんなタイトルの方が、本としては面白そうですようね。儲かるかどうかは別ですが(^_^;)
トレード心理は、人間心理そのものなので、読んでいくと面白いと感じるものが多いです。
こういった知識は、本で自ら学ばないとわかりません。
そこで今回は、トレード心理にすこし興味の湧いてきたFX初心者向けに、『まずは読んでおくべき本3冊+トレード心理の学び方』を解説します。
FX初心者にオススメなトレード心理の本3冊【厳選】
結論は下記のとおり。
初心者でも知っておいて損はないことは多いです。知ってるだけで今までと見方が変わる事も多い。まずは上記3冊からのスタートがオススメです。
悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術 (ウィザードブックシリーズ)
『トレーダ本人が自分自身をコーチングする方法』といった内容です。
FXトレードのコーチというのは、日本では一般的ではありません。なので自分自身で、自分自身を上達へと導いていくことになります。その方法を101のレッスンという形で紹介しています。
自分のトレードのセルフコーチとしての課題は、ストレスを進んで受け入れること、そして絶対にストレスが不快ストレスにならないようにすることである。(94ページ)
では、なぜトレーダーは、成功を切望しているように見えるのに、自分の思考や感情、トレードの成績を監視する取り組みを続けようとしないのだろう。おそらく自分自身をやマーケットを理解したいという思いに突き動かされているのではなく、トレードで金儲けをすることが動機になっているからだろう。これは大きな違いである。
バスケットボールの名物コーチのボブ・ナイトの言葉を借りると、「彼らはただ勝ちたいだけで、勝つために必要な努力をする気などさらさらない」のである。(226ページ)
何をすべきことを知ることと実際にそれを行動に移すことは別なのだ。
「われわれがベストを尽くせるのは、肯定的な目標に向かって意欲をかき立てられているときであり、欠点や満たされない要求に追い立てられている時ではない」
FXトレード上達のためには、自己学習がとても重要です。自分に合うセルフコーチングを見つけることができるので、ぜひ一読をオススメします。
まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
運と実力のちがいは?こう聞かれて明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
『人はなぜ運を実力と勘違いするのか』をていねいに解説しています。
吹き飛ぶトレーダーに特徴的なのは、自分は世界がどんなふうになっているかとてもよく知っているので、ひどい目にあう可能性はないと思い込んでいることだ。彼らが、リスクをとれるのは彼らが勇敢だからではなくて、ぜんぜんわかっていないからだ。(76ページ)
みんな「今度こそは違う」だの「今回の市場は違う」だのというようなことを言って、(経済のありようについて)一見よくできた賢そうな議論で自分の主張を裏づける。彼らは他人の経験を受け入れることができないのだ。(76ページ)
私たちの頭は、ほとんどの事象を、起きる以前ではなく起きて以降に照らして解釈する。答えを知っていて試験を受けるようなものだ。時間は将来へ向かって流れるのはわかっていても、時間をさかのぼって考えるのは難しい。(78ページ)
この点は喉が嗄れるまで繰り返す。間違いかどうかは事後に決まるものではない。事前に得られた情報に照らして決まるのでだ。(79ページ)
任意の時点で市場を見渡してみると、一番成功しているトレーダーとは、一番最近の市場のサイクルに、一番適応した人たちであることが多い。歯医者やピアニストの世界ではあまりそういうことは起きない。彼らの仕事はあまりに偶然に左右されないからだ。(113ページ)
「下がったことはなかった」から「下がることはない」に簡単に飛び移ってはいけない。サンプルが不十分かもしれないし。市場は変わるかもしれない。過去の情報からは市場のことはあまりわからないかもしれない。
データは仮説を支持するよりも棄却するのに使う方が安全だ。(152ページ)
人がリスクをとるのは、勇気があるからというより、リスクを過小評価しているからであることが多い。(256ページ)
というわけで、実際のトレードで役に立つ内容なので、ぜひ本で学習してみてください。
株式投資は心理戦争 (ウィザードブックシリーズ)
FXトレードでの集団心理を理解するうえで、必要なことが書かれています。
「世の中に逆らって成功するよりも、それに従って失敗する方ほうが評判はよくなる。というのが世の常である」(172ページ)
われわれはここに人間のきわめて基本的な行動パターンを見ることができる。意思決定が難しいほど、失敗の危険性が高いほど、客観的な評価基準が少ないほど、行動の均質化が進むのである(185ページ)
不可実性やストレスの高まりによって、個人はより集団に近いスタンスをとる。集団は結束を強め、思考は均質化する。
こうした環境で、メンバーが人気のない独自の道を歩むことはとりわけ難しい。(209ページ)
集団心理を理解し、正しいトレードを増やす方法を学ぶのはオススメです。
初心者はトレード心理から勉強する必要はないです
トレード心理を学ぶ理由は、FXトレードで利益で”利益”を積みあげるためです。
いくらトレード心理を学んでも、実際にトレードしなければ何もわかったことにはなりません。
しかも、損失から、、、
なので、”トレード心理の重要度”は初心者の場合、1番ではありません。
FX初心者が勉強する順番
気になったものから勉強するのもいいですが、やはり、重要度というのは決まっています。
- トレードの方法:買い売りなどの注文方法など
- トレード管理:自分のトレードを記録に残して整理する
- 資金管理:投資するべき金額を理論的に算出して管理
こんな感じ。
こういった内容を、まず学習してから、気になったものを勉強していくのがベストかなと…。
現代の日本において、なにも考えずに日々を過ごすこと、、、とても危険な生き方です。トレード心理も大切ですが、とりあえず本でこれらの知識を学び、実際にトレードして、あとは自分のペースで良いのかなと思います。
というわけで、今回は以上となります。
本を読むだけじゃ、なにもしていないのと同じです。
まずはデモ口座でいいのでトレードをしつつ、『知識』に対する投資だけじゃなく、『スキル』に対する投資もしていきましょう。