2007年から投資をはじめ最初の5年くらいは、損失ばかり、このまま続けていくべきかを悩んでいました。
当時は会社員として働きながらやっていたので、自由な時間も限られていました。「何もしなければ損失はなくなるわけだし」と思ったこともあるのですが、、、やはり個人で生きていきたいという思いが強くあり、、、トレードを辞めることはありませんでした。
もちろん、誰かが手を差し伸べてくれることはなく、主体的に自分で勉強しなければなりません。
そういった中で頼れるものは本。ということで、投資本をただただ読み続けました。結果、1000冊以上も、、、
このなかで、筆者がとくに影響を受けた2つの考え方があります。
このうちのひとつ、スイングトレード本のまとめをご覧ください。
スイングトレード大学 あらゆる状況にも対応できる低リスクの戦略とテクニック
スイングトレードの紹介というよりは、スイングトレードを通して投資の考え方が学べる1冊。この本は理論というよりも実践に重きを置いた内容。読まない手はない、一冊です。
われわれが忘れがちなのは、良いポジションは通勤列車のようなものなのであるということである。1本逃しても、時間どおりに次の列車がやってくる。(248ページ)
引き金を引けないトレーダーがまずやるべきことは、とにかく「やってみて」、損をして、それを楽しむことである。
トレードを正しく行えば、この鈍感化の練習を長く続けているうちに損益はほぼ五分五分になるはずだ。結果は変わらなくても、経験値は確実に高まる。(249ページ)
勝者のようにトレードし、敗者のように考えよ。トレードしたいと思っているサイズに対する最悪のシナリオを想定し、計画を超えた大きなサイズにはしない。(274ページ)
スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック
こちらは、1つまえに紹介した『スイングトレード大学』と同じ作者が書いた本。こちらの方が古い本になり、どちらかというと基礎や理論について書かれています。どちらか一つと言われたら『スイングトレード大学』のほうをオススメします。
ぜひ一読してみてください。
完璧なパラメータを探すのではなく、間違ったシグナルが発せられた状況を復習することが重要になる。(100ページ)
まずすべてのマーケットには、多数のコンバージェンス、ダイバージェンスが存在することの認識から始めよう。
重要と思われるコンバージェンス、ダイバージェンスを見つけたら、ひとつずつ検討して売買に関係のないものから除去していこう。(116ページ)
流動性が向上するとダマシのシグナルが減る。(201ページ)
スイング売買の心得 トレードの本質をえぐる魔術師のバイブル
本書が書かれたのは1930年代の米国。世界大恐慌があった時代に生きたトレーダーによって書かれています。内容は長期投資による株式投資ではなく、短期トレードの繰り返しによる株式トレードについて。
これらの本を読み進めていくと、スイングトレードにおいて、何を観察し、振る舞えばいいのかがわかると思います。
買い集めというのは、必ずしも大口の業者の行為だけを意味するものではなく、株式が弱気筋の手を離れて現物買いの強力な金庫に移ることも言います。多くの財産は、このように、他人がやむを得ず投げ売りしたものを手に入れることによって形成されるのです。(156ページ)
あるポジションを取ったというだけでは、それを保持する理由にはならない。トレードに入っているというだけで、強気や弱気になってはいけない。(210ページ)
相場について、相場が教えてくれる以上のことを知っていると思い込んでしまと、まさにその時から判断力が低下する。その瞬間から、満足のいく結果が得られなくなる。(211ページ)
あるべきトレードの姿
トレードをしたいという欲求が考える力を失わせるのだ。
売買したくてたまらないからではなく、相場が本物のチャンスだと告げてくれるからトレードをする、というのでなくてはならない。(226ページ)
株式市場で一般大衆が大きな損害を受けたケースは、もっぱら、トレーダーやいわゆる”投資家”が損失の最大限度額を「自分の財布と銀行預金の全額」と設定してしまったことから生じている。(272ページ)
「偶然が株式市場を支配している場合、どうすれば利益を上げることができるか。この問題は、どうすればルーレットの胴元は利益を上げることができるのか、と言い換えてもまったく差し支えない」(273ページ)
(273ページ)
以上となります。
気になる本がありましたら、手にとってみてください。後悔しないはずです。