
こういった疑問に答えます。
- 30代にオススメなFXを勉強するための本3冊
- FXの勉強はした方がいいが、儲けるのはむずかしい話
投資歴16年の筆者ですが、今まで投資本は1000冊以上読んできました。
10年くらい前は、現在のようにネット上に優良な情報は少なく、FXを勉強するための優良コンテンツといえば本一択でした。
それは、時代が変わっても「変わらない価値」というものがあるからです。
こういった知識は、ネット上には少ないので本などで自ら学ばないといけないですね。そこで今回は、FXをきちんと勉強したい30代向けに、『厳選のFX勉強本3冊+FXの勉強の方法』を解説します。
30代にオススメなFXを勉強するための本3冊
結論は下記のとおり。
トレーダとして生きていくとはどういうことか。大切なことが書いてあります。まずは上記3冊からのスタートがオススメ。
トレードに必要な技術面以外のすべてが書かれている
これはご存知の方も多いはず。
具体的には、下記の内容が書かれています。
成功するトレーディングとは、「商品を安すぎる値段で売りに出しているものから買い、それを、高すぎる値段であると自分が知っている時に誰かに売りつける」ことである。(238ページ)
換言すれば、自分自身とそこに見えている利益に集中するのではなく、取引の可能性に集中するのである。それを成し遂げるためには、結論に至るまでにコツコツと事実をかき集める科学者の態度が必要である。(239ページ)
典型的には、安値で買うことは望ましい方向(上昇)に向かっているのではなく、下落途上にある銘柄を買うことになるからである。(263ページ)
売れ行きの悪い商品ー彼が言うところの「犬」は大幅に値引きされるのである。彼は、売り切ってしまった後に即刻その資金を売れ筋の商品に投入するのである。売れない物を早急に処分し、売れ筋を仕入れるという、単純ではあるが強力な発想によって彼は億万長者になった。(276ページ)
優れたトレーダーは決してそんなことをしない
デイトレードで「投資家マインド」を学びましょう。
株式の売買履歴の詳細あり、すべての投資に役立つ
こちらも勉強になります。
読むべきポイント、それは「作者の成長」です。
ピアノの上手な人が、秘密の仕掛けをしたピアノを使用しているのではないのと同じことです。
「上手な人は何か秘密があって、それをかくしているのではないだろうか」という考えは、キッパリ捨ててください。
上手な人というのは、繰り返し繰り返し練習をして上達したのです。道具を使いこなし、技術が身についているのです。(246ページ)
相場をしているかぎり、失敗は避けられません。その失敗を最小限にとどめるためのひとつの要件は「迷ったときでもいったん決めた予定を変更しないこと」かもしれません。(298ページ)
プロは形式の如何を問わず、必ず記録しています。アマチュアでは、とくに相場の上手な人以外は記録していないようです。
この理由は①面倒くさい②書き方を知らない③自主的な売買ではないから記録する気にならない④失敗の記録だから見る気もしない⑤そもそも記録しようという気持ちすらないなど、いろいろあるでしょう。(305ページ)
上記のとおり。
まずはトレードの記録が必須なので、その方法を学ぶことができます。
トレードの勉強法と学習法をストーリー風に紹介
下記をご覧ください。
習慣を変える必要がある。私だったら、毎日15分だけ時間を取って、手仕舞いの練習をする。動きの活発な銘柄を選び、手仕舞い価格を設定し、株価がその価格に達したら、さっさとすらかる。株価が設定した手仕舞い価格になったら条件反射的に手仕舞うようにすることが大事なんだ。(66ページ)
優れた仕掛けポイントで仕掛けることができれば、以下のような利点がある。
・大きなポジションを建てることができる
・損切りに逢うことが少なくなる
・大きな動きに備えてポジションを保持することができる(91ページ)
ある日、私は彼のところに行って早く上達する秘訣を聞いてみた。すると彼は言った。「過ちを毎日減らしているだけです」。もっと複雑な回答を予想した私は彼のあまりに単純な回答に拍子抜けした。(192ページ)
①ときには間違えることもあり、もしそこが底値でなかったら大損する、②たとえ底値を捕まえたとしても、それが本当に底値なのかどうかはわからない。したがって、結果的には早く売りすぎることになる。株価は底値では最悪の様相を呈することがい多い。(541ページ)
勉強に終わりはないことを、思い出させてくれる本です。
FXの勉強はした方がいいが、儲けるのはむずかしい話
ここからは余談です。
筆者が「FXトレード初心者の方に伝えたいこと」を書いていきます。下記の3つです。
- 無くなっても困らないお金でやろう
- デモトレードを重視しよう
- 過去の自分のトレードが最高の教科書
特に「トレード未経験者向け」の内容です。
流し読みでもいいので、すこし目を通してみてください。
無くなっても困らないお金でやろう
ちょっと極論ですが、下記です。
投資したお金は戻ってこない前提で考えるのがいいです。
- 余裕資金ではじめる。
- 損失が膨らみ、追加で入金する。
- 生活費を切り詰めだし、余裕がなくなる。
上記のとおり。『余裕資金=心の余裕』です。
大切なことは「資金が増えるという考え方」を持たないことです。
資金を増やすという目標を持たないと、『余裕』が増えていきます。
不思議です。だけど、ここが大切です。
デモトレードを重視しよう
多くのトレード初心者は勘違いしており、それは「デモトレードが重要」ということです。
そして『100%有効な法則』をいいますが、それは「デモトレードで利益を出せな人」は「現金でも利益を出せない」ということです。
うまくいかない原因は、経験不足。
どんなにいいロジックでも、完璧な資金管理でも、鋼のメンタルでも、そこに経験がないと利益を積み上げられません。
この数値を最大化していくと安定して経験値が上がりますよ。
③デモトレードの総時間 ≧ ④リアルトレードの総時間
⑤デモトレードの利益 ≧ ⑥リアルトレードの利益
こうなっている人は、あとは量です。
そのまま継続していってください。
過去の自分のトレードが最高の教科書
FX初心者に圧倒的に欠けているもの…。
それは「過去の自分のトレード」です。
本で勉強するということは、「過去の自分のトレード」がないから「過去の他人のトレード」で勉強するというこです。
過去の筆者もそうでした。
その結果、1000冊以上の投資本を読んでいたんだと思います。
本を読むということは、他人の過去を共有すること
現在の筆者が、年間に読む本は100冊以下です。
これは過去の自分が、自分にとっての勉強対象になったからだと理解しています。