2016年から海外FX業者を利用してFX自動売買をしています。トレードで利益を出しても、スプレッドや手数料などの取引コストが大きいとトータルではマイナスとなってしまいます。
いろいろと調べているうちに、現在は複数の海外FX業者の口座を使い分けるようになりました。最初は、同じEAを動かしても結果がちがうので、怪しがっていましたが、今となっては納得して取引をしています!
初めての海外FX業者を考えている方の不安を取り除くためにも、海外FX業者のコスト(スプレッド+手数料)について、丁寧に解説したいと思います。
- スプレッドが狭い海外FX業者3選【通貨ペアごとに違う】
- スプレッドも含めた海外FX業者の取引コストの計算方法【簡単】
- 最狭スプレッドの海外FX業者を探す方法【常時更新】
スプレッドが狭い海外FX業者3選【通貨ペアごとに違う】
結論から言うと、スプレッドが狭い海外FX業者があるというより、通貨ペアごとにスプレッドが狭い海外FX業者がちがう。なので、スプレッド最狭を目指すのなら、複数のFX業者の使い分けが必須となってきます。ここでは2020年時点で、筆者自身がスプレッドが狭いと感じている海外FX業者を3社紹介していきます。
- Tickmill[ティックミル] – 日本居住者の口座開設不可
- HotForex[ホットフォレックス] – 驚異のレバレッジ1000倍
- Tradeview[トレードビュー] – 玄人向け海外FX業者として知る人ぞ知る
Tickmill[ティックミル] – 日本居住者の口座開設不可
Tickmill[ティックミル]は、セーシェルの金融ライセンス(FSA)を取得した海外FXブローカーです。ECN口座のコストが「スプレッド0Pipsから」「手数料往復4ドル」となっており、さらにキャッシュバックサイトを利用することにより、実質コスト1ロットあたり2.1ドルで取引が可能です。
ただ、残念なことに2020年3月31日、Tickmillは日本居住者へのサービスを終了してしまいました。現在は日本国外居住者のみ利用することができます。
» Tickmill[ティックミル]公式サイトを見てみる
※Tickmilで口座開設する場合は、キャッシュバックサイトRebateKingFX経由で口座開設するのが最も有利な条件となります。詳しくは「【実証済み】Tickmillのキャッシュバックサイトを決める【RebateKingFX】」で解説しています。


HotForex[ホットフォレックス] – 驚異のレバレッジ1000倍
HotForex[ホットフォレックス]は、セーシェルの金融ライセンス(FSA)を取得した海外FXブローカーです。ECN口座のコストが「スプレッド1Pipsから」「手数料往復6ドルから」となっており、さらにキャッシュバックサイトを利用することにより、実質コスト1ロットあたり4ドルで取引が可能です。
HotForexのスプレッドは以前に比べて、少し広くなったように感じています。ですが、現在でもキャッシュバックサイトを利用することにより、低コストでの取引が可能なので利用中です。
日本居住者向けの注意点は、口座通貨で日本円が選択できないので、入出金のたびに為替両替が発生してしまうところになります。
» HotForex[ホットフォレックス]公式サイトを見てみる
※HotForexで口座開設する場合は、キャッシュバックサイトHighRebate経由で口座開設するのが最も有利な条件となります。詳しくは「【高リベート率】HotForexのキャッシュバックサイトはこれだ【HighRebate】」で解説しています。


Tradeview[トレードビュー] – 玄人向け海外FX業者として知る人ぞ知る
Tradeview[トレードビュー]は、英領ケイマン諸島の金融ライセンス(CIMA)を取得した海外FXブローカーです。ECN口座のコストが「スプレッド1Pipsから」「手数料往復5ドルから」となっており、さらにキャッシュバックサイトを利用することにより、実質コスト1ロットあたり3.75ドルで取引が可能です。
TradeviewのECN口座は、他の海外FX業者とちがい「レバレッジは200倍」「最低取引ロットは0.1から」となっており、少額で取引したい方には多少使いづらいかもしれません。なので、ある程度の取引量がある経験者向けの海外FX業者と言うことができます。
» Tradeview[トレードビュー]公式サイトを見てみる
※Tradeviewで口座開設する場合は、キャッシュバックサイトTariTali経由で口座開設するのが最も有利な条件となります。詳しくは「【驚愕】”TariTari”ではなく”TariTali”[タリタリ]でキャッシュバック」で解説しています。
ズバリ言うと、日中取引を行うのなら大差はありません。
もし、あなたが上記の3つを求めるのなら「Tradeview」を選ぶといいでしょう。


スプレッドも含めた海外FX業者の取引コストの計算方法【簡単】
FXのコストは、どのように計算するのでしょうか?
ここでは、日本のFX業者と海外FX業者を比較しながら見ていきます。
- 日本のFX業者の場合→【狭いスプレッド+約定拒否あり】
- 海外FX業者(STPアカウント)の場合→【広いスプレッド+手数料なし】
- 海外FX業者(ECNアカウント)の場合→【狭いスプレッド+手数料あり】
日本のFX業者の場合 (例)GMOクリック証券
実質コストを算出するために集める情報は1つです。
さっそく、情報を集めてみます。
(0.4 Pips)= 実質コストは 0.4 Pips
国内FX業者は、DD方式という取引システムが採用されています。海外FX業者GEMFOREXの公式サイトに分かりやすい解説があるので、ここで紹介しておきます。
DD方式のデメリット
国内のFX業者は、破格の狭スプレッドを実現するためにDD方式を取入れていますが、もちろんデメリットもあります。
ここでは、DD方式の3つのデメリット紹介していきます。
- 約定拒否の危険性がある
- ディーラーの裁量で、スリッページやレート変更が行われる可能性がある
- スキャルピングはできない
引用元: GEMFOREXコラム
海外FX業者(STPアカウント)の場合 (例)Tickmill
実質コストを算出するために集める情報は2つです。
2.キャッシュバックサイトのリベート金額
さっそく、情報を集めてみます。
2.キャッシュバックサイトRebateKingFX公式サイトよりTickmill(STPアカウントの)リベート金額=0.85 pips
(※1ドルは1Pipsとして計算)
(1.60 pips)-(0.85 pips)= 実質コストは 0.55 pips
海外FX業者(ECNアカウント)の場合 (例)Tickmill
実質コストを算出するために集める情報は3つです。
2.各FX業者の公式サイトから1取引あたりの往復手数料
3.キャッシュバックサイトのリベート金額
さっそく、情報を集めてみます。
2.Tickmill公式サイトから、ECNアカウントの手数料=0.4 pips
3.キャッシュバックサイトRebateKingFX公式サイトから、Tickmill(ECNアカウント)リベート金額=0.19 pips
(※1ドルは1Pipsとして計算)
(0.1 pips)+(0.4 pips)-(0.19 pips)= 実質コストは 0.31 pips
MT4でEAを稼働する場合、ECN口座を推奨しているEA開発・販売者が多いです。これはEA開発時に、ECN口座を利用してバックテストフォワードテストを行っているところが多いことも関係しています。また、販売されているEA全体のなかでスキャルピング取引を行っているものも多く、先ほど紹介したDD方式を採用しているFX業者だと、うまく動作しない可能性もあるためです。
簡単に最狭スプレッドの海外FX業者を探す方法【常時更新】
海外FX業者のスプレッドは頻繁に変更される?
答えは「イエス」。2016年から、海外FX業者を利用していますが、スプレッドや手数料などの取引コストは定期的に変更されています。
1.取引顧客数の増減
2.カバー先の変更
3.FX業者の資本力の増減
簡潔に言ってしまううと、海外FX業者の経営の問題です。
一個人では、どうしようもないことなのですが、頭の片隅に入れておいてください。
Myfxbookという、FXの分析サイトで海外FX業者の実質コストをリアルタイムで確認することができます。ここでフィルターをかけてから、キャッシュバックサイトでリベート金額を確認という流れが、最狭スプレッドの海外FX業者を最短で探す方法になります。
今回は以上です。みなさんも、ぜひ実践してみてください。
