【超初心者向け】追証なしとゼロカットシステム【海外FXのメリット】

海外FXレビュー
追証なしのゼロカットシステムをなんとなく理解している人「海外FXのセロカットシステムのメリットを知りたいな。ゼロカットシステムは追証がないことがメリットらしいけど、具体的にどう国内FXと違うのだろうか?メリットや具体例を解説してほしいです。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容
  • 追証なしのゼロカットシステムは『FX初心者のため』にある
  • 追証なしのゼロカットシステムで実現できるメリット【具体例】
  • 追証なしのゼロカットシステムがないとこうなる【残念ですが】

この記事を書いている筆者は、2016年から投資収益のみで海外ノマド生活中。現在は海外FX口座を中心に取引を行い『追証なしのゼロカットシステム』という海外FXの特徴にも熟知しています。

筆者がゼロカットシステムを理解した瞬間
「口座破綻させてもうた、、、ヤバいな(^_^;)」

こういった状況でしたが、幸いなことに海外FX口座を利用していた筆者は、入金した金額以上に損失を被ることはありませんでした。結果として、”追証なし”で済んだということです。

というわけで今回は、海外FXの追証なしのゼロカットシステムのメリットを解説していきます。想定読者は、『追証なしのゼロカットシステムって、、、本当なの?』って思っている方です。

本記事を読むことで、追証なしのゼロカットシステムで実現できるメリットが、わかるようになるかと思います。専門用語はほとんど排除しており、知識ゼロの初心者でも分かるように解説していきます。3分で読み終わるので、お付き合いください。

追証なしのゼロカットシステムは『FX初心者のため』にある


「追証なし? ゼロカット? 資金効率アップ?」って感じですよね。
まずは、FX取引のしくみを簡単に説明していきます。

FXでは”入金額以上の損失が発生する可能性”があります

理由は、”現物取引”ではなく”差金決済取引”であるということ。

たとえば、ドル円を1ロット(1万通貨単位)買うということは、1ドル100円とすると「100円×10000通貨単位=100万円」。現物取引の場合は、100万円で買うことができます。もし、1ドル50円に価格が下落したら「100万円→50万円」となり50万円の損失となります。

差金決済取引は、各FX会社が決めている金額(証拠金)を入金していれば、全額(ここでは100万円)を入金しなくてもいいシステムです。現在の日本の法律では、この金額は購入金額の4%(レバレッジ25倍)と決められています。

では、差金決済取引の日本のFX会社で1ロット(1万通貨単位)買うということは、1ドル100円とすると「100円×10000通貨単位=100万円」。100万円の4%にあたる4万円で買うことができます。そして、1ドル50円に価格が下落したら「100万円→50万円」となり50万円の損失が発生します。

(入金額4万円)-(損失50万円)=マイナス46万円

入金額以上の損失となってしまいました。この入金額以上の損失である46万円は、FX会社から請求されます。このFX会社から届く追加入金のお知らせのことを『追証(おいしょう)』と呼びます。

※ほとんどの国内FX会社では、指定した証拠金以上の含み損失となった時点で『追証』の連絡が届き、追加入金されない場合は強制的に決済されます。ただ、急激な価格変動の際は入金額以上の損失となることがあると、各社の公式サイトで確認ができます。

ゼロカットとは”入金額以上の損失が発生しないこと”を意味します

先ほどの説明で、”FXは怖い”と思った方もいるのではないでしょうか?
FX業界も、この『追証』のために初心者がなかなかFXを始めてくれないのではと考えました。

そこで『ゼロカットシステム』の登場です。

ゼロカットシステムが採用されているFX会社で1ロット(1万通貨単位)買う場合、1ドル100円とすると「100円×10000通貨単位=100万円」。レバレッジが25倍だと、100万円の4%にあたる4万円で買うことができます。そして、1ドル50円に価格が下落したら「100万円→50万円」となり50万円の損失が発生します。

(入金額4万円)-(損失50万円)=マイナス4万円

ゼロカットシステムは入金額以上の損失が発生しないシステムなので、50万円の損失が出たら、入金額の4万円を差し引いて終わりです。なので『追証』がありません。これが『ゼロカットシステム』は『追証なし』といわれる意味です。

・追証あり:(入金額4万円)-(損失50万円)=マイナス46万円
・追証なし:(入金額4万円)-(損失50万円)=マイナス4万円

どちらが、初心者向きか一目瞭然ですね(^_-)-☆

追証なしのゼロカットシステムで実現できるメリット【具体例】


追証なしのゼロカットシステムを使ってFXを始めると、精神的な不安を減らすことができます。

メリットをざっくり考えてみる
  • いろいろな取引手法に挑戦することができる
  • 損失を抑えることができる(初心者は損失多めです)

このあたりがメリットになります。

「でも、、、ぶっちゃけどっちでも良くない? 追証がなくて損失が減るのはわかるけど、、、そんな危険な取引しないよ。」って意見もあるはず。

これもその通りなのですが、いわゆるFX初心者的な発想かなと思います。
ここも具体例で見ていきましょう。

東日本大震災を例に「ゼロカットシステムのメリット」を考える

2011年に東日本大震災がありましたね。
そのときに「ドル円が急激に円高に進む」という状況になっていたと思います。

・発生前の2011年3月11日(金)83円付近
・発生後の2011年3月17日(木)76円付近
・(83円)ー(76円)=7円 ※1週間で約8%の下落

現在の価格にあてはめると1ドル104円が1週間で96円になるということになります。普通に考えてあり得ないでしょって話ですが、可能性は十分にあるのかなと思います。

・2011年3月10日(木):口座開設100万円入金
・2011年3月11日(金):83円で20万通貨単位、ドル円購入(1660万円分)
・2011年3月17日(木):76円で売却

(入金額100万円)-(1660万円)-(1520万円)=マイナス40万円

※ほとんどの国内FX会社では、指定した証拠金以上の含み損失となった時点で『追証』の連絡が届き、追加入金されない場合は強制的に決済されます。ただ、急激な価格変動の際は入金額以上の損失となることがあると、各社の公式サイトで確認ができます。

追証なしのゼロカットシステムがないとこうなる【残念ですが】


なんとなくリスクがあるのはわかったけど、、、よくよく考えてみると、そんな危険な取引する人はいないのでは。いままでの解説もわかりやすくるるため、極端な例を出してただけでしょ。

最後に、現実のFX世界を見てみましょう。
どのくらいの人が、入金額以上の損失を出しているのでしょうか。

これだけの人が『追証』を払えないみたいです

年初の円相場急騰、国内FX未収金9.4億円
2019年1月17日 20:39

金融先物取引業協会によると、3日の円相場の急騰に伴い、国内の外国為替証拠金(FX)で損失を出した顧客からFX会社が回収できていない未収金が9億4300万円発生した。2011年3月の東日本大震災後の円急騰時に次ぐ過去3番目の規模だ。内訳は個人顧客が8億800万円(6389件)、法人顧客が1億3500万円(209件)だった。

FX取引では投資家はFX会社にあらかじめ元手となる証拠金を預け入れる。相場の急変で証拠金を上回る損失が生じると、その部分が未収金となり、FX会社が一時的に立て替える。過去に未収金が金額ベースで最も大きかったのは15年1月のスイスフラン急騰時の約33億円。次は東日本大震災後の円急騰時の約16億円だった。

引用元:年初の円相場急騰、国内FX未収金9.4億円: 日本経済新聞

※未収金というのが、入金額以上の損失のことです。損失はFX会社が立て替えて、利用者にあとから請求します。利用者にお金がなく、未収金を支払うことが出来なければFX会社の損失となり、金額が大きくなれば倒産します。ゼロカットシステムを、法律上採用できない国内FX会社最大のリスクと言えるでしょう。

  • 2011年3月:約16億円
  • 2015年1月:約33億円
  • 2019年1月:約9億円

というわけで今回は以上です。
ゼロカットシステムの海外FXを使ったことがないって人は、まずは会員登録だけしてデモ口座を使ってみるのがいいかなと思います。

慣れたら、すこしだけお金を投下すれば、嫌でもそのメリットに気がつくので。

具体的な方法は【2021年】GEMFOREX[ゲムフォレックス]の登録と解約【安全だよ】で解説しています。こちらも合わせてどうぞ。