【初心者必読】なぜFX会社のサーバーから遠くなると利益が出なくなるのか?

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レイテンシー(遅延速度)って何だろう…損益に影響するっていうけど、なんでなんだろう?

この記事ではそんな疑問にお答えしています。

普段、FXで取引するときにFX会社のサーバーを経由して取引しています。FX売買をしたくても、FX会社のサーバーを通さないと取引は成立しません。

このサーバーですが、裁量でスイングトレードをするときはあまり気にならないかもしれませんが、EAを使用した高頻度の取引となると損益に大きく影響を及ぼしてきます

この記事では、レイテンシー(遅延速度)のトレードへの影響や、どうやって取引そのものが成立しているかなどの仕組みをわかりやすく解説していきます。

レイテンシー(遅延速度)とは?
レイテンシー(Latency)とは、データが転送される問に生じる時間差や遅延を意味します。もともとの意味は「隠れていること、潜伏していること」。そこからIT用語として用いられるとこのような意味を持ちます。PCなどの端末で操作が行われ、その指示やデータがインターネットを経由して中央のサーバで処理される場合、PCからサーバまではデータがネットワークに潜っているというイメージが生まれます。そのためレイテンシと表現するわけです。
FXでは為替相場は刻々と変化します。レイテンシが長いと、スリッページが発生したり注文が約定しなかったりといった問題が生じます。デイトレードでごくごく短期の売買を行う場合は、サーバがどこにあるのか、処理能力はどの程度あるのかといったことも、取引の成果を左右する要素となりえるのです。

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ほとんどのEAは小さい値幅を取りに行く(スキャルピング)

有料EA、無料EAともに数pipsから10pips程度を取りに行くスキャルピングEAがEA全体の中でも大半を占めています。

なので、EAトレードではトレード回数を重ねていったときに1pipsの差が最終的に大きな差となっていきます

スキャルピングとは?
用語:スキャルピング 読み方:すきゃるぴんぐ
スキャルピングとは、FX取引の代表的な取引手段のことです。
数銭から数十銭というわずかな利幅を狙って、一日に何度も取引を繰り返して、利益を積み上げていく投資方法です。そのため、狙っている利幅が極端に小さいという特徴から、高いレバレッジになると考えられています。ポジションを保有してから決済をするまでの時間が数秒から数分という短い時間で売買を繰り返すのも大きな特徴です。
スキャルピングは、相場にある程度の動きが必要ですので、値動きが大きい相場が良いことになります。ただし、あまりにも極端に激しく変化しているとスプレッドが広がったり、自分の予想とは逆に動いたときに損失が大きくなってしまうので、最初は、比較的値動きが緩やかで相場を読みやすい東京市場やヨーロッパ市場を狙うのがよいとされています。
スキャルピングの手法は、いろいろありますが基本的にはファンダメンタルズは考慮しないで、テクニカル指標を用いて行います。
引用元:トレダビ(https://www.k-zone.co.jp/td/terms/88)

ほとんどのEAは資金管理設定(MM設定)があり複利の影響を大きく受ける

運用するEAによってはMM設定というシステムがあります。

MM設定とは、口座資金残高からロットを自動で計算してくれるシステムなります。

よく「複利を使うと効率よく口座資金を増やすことができる。」というのは、利益が出たら、利益を元本に加えて口座資金として運用していくからです

同じ固定ロットで運用するよりも、利益が出ればそれを口座資金に含めてロットを計算していくことで効率よく資産を増やすことが可能になります

逆に損失が出て口座資金が減ればそれにあわせてロットを計算するのでロットが小さくなっていきます。

複利 (ふくり)とは?
複利とは利息の計算方法のひとつで、一定期間ごとに利息を元本に組み入れ、その元本に対して利息が計算される方法です。利息の再投資のリターンを考慮に入れた方法で、元本に利息が加えられる期間によって、1カ月複利、半年複利、1年複利などがあります。
複利に対し、当初の元本に対してのみ、利息が計算される方法を単利といいます。単利と複利を比べると、複利は利息が利息を生むので、最終的な利息総額が多くなり、長く運用するほどその効果は大きくなります。これを複利効果といいます。
引用元:SMBC日興証券(https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/fu/J0704.html)

マーケットにおける時間優先の原則の影響を受ける

どのように取引価格が決まるのかを具体的に見てみましょう!

価格優先の原則
時間優先の原則

このうち「時間優先の原則」というのはより早く出された注文を先に約定させるということです。

そう考えれば、初心者でもロンドンのFX会社のサーバーにイギリス国内から注文を出した場合と日本国内から注文を出した場合、どちらが先に約定するか想像できると思います。

価格優先の原則とは?
買い注文については値段の高い注文が値段が安い注文に優先し、売り注文については値段の安い注文が値段の高い注文に優先するというルールです。
例えば、1,010円の買い注文は、1,000円の買い注文よりも高くてもいいから買いたいという注文ですので、優先して売買が成立するわけです。
時間優先の原則とは?
同じ値段の注文の場合、取引所が受付けた時間が早い注文が遅い注文に優先するというルールです。
ただし、同時に受付けたとみなされる注文(同時注文)については、「時間優先の原則」は適用されません。
引用元:楽天証券
(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/stock/rule/agreed.html#step03)

【体験談】FX会社のサーバーとVPSサーバーを使ったレイテンシー(遅延速度)の影響

【結果】損益:19,336-18,619=717円 Pips:64.1-57.8=6.3 pips

TradersTrust(ロンドンサーバー)
FX会社:TradersTrust(ロンドンサーバー)

VPS:Beeks(ロンドンサーバー)
レイテンシー(遅延速度):1.30 ms

Open TimeTypeSizeItemPriceClose TimePriceProfitPips
2019.03.04 00:05:00buy0.10usdjpy111.8732019.03.04 01:02:48111.839-340.00-3.4
2019.03.04 00:05:02sell0.50audcad0.943242019.03.04 00:32:190.942214,340.0010.3
2019.03.04 00:05:02sell0.50audcad0.943242019.03.04 00:32:190.942214,340.0010.3
2019.03.04 00:05:09buy0.10usdjpy111.8782019.03.04 01:02:48111.839-390.00-3.9
2019.03.04 00:05:09buy0.10usdjpy111.8782019.03.04 01:02:48111.839-390.00-3.9
2019.03.04 00:19:08buy0.10euraud1.601842019.03.04 00:29:391.60293865.0010.9
2019.03.04 00:40:00buy0.10usdjpy111.7652019.03.04 01:02:48111.839740.007.4
2019.03.04 00:40:00buy0.10usdjpy111.7652019.03.04 01:02:48111.839740.007.4
2019.03.04 00:56:33sell0.50audcad0.942722019.03.04 02:35:300.941724,213.0010.0
2019.03.04 00:56:33sell0.50audcad0.942722019.03.04 02:35:300.941724,213.0010.0
2019.03.04 19:35:01sell0.10gbpusd1.318872019.03.04 20:19:171.317971,005.009.0
Total19,336.0064.1

MyfxMarkets(東京サーバー)
FX会社:MyfxMarkets(東京サーバー)

VPS:WIN-VPS(ニューヨークサーバー)
レイテンシー(遅延速度):182.57 ms

Open TimeTypeSizeItemPriceClose TimePriceProfitPips
2019.03.04 00:05:02buy0.10usdjpy111.8732019.03.04 01:02:42111.844-290.00-2.9
2019.03.04 00:03:40sell0.50audcad0.943372019.03.04 00:30:100.942364,256.0010.1
2019.03.04 00:03:40sell0.50audcad0.943372019.03.04 00:30:090.942354,298.0010.2
2019.03.04 00:05:00buy0.10usdjpy111.8772019.03.04 01:02:42111.844-330.00-3.3
2019.03.04 00:05:01buy0.10usdjpy111.8772019.03.04 01:02:42111.844-330.00-3.3
2019.03.04 00:06:08buy0.10euraud1.602322019.03.04 00:29:521.60350936.0011.8
2019.03.04 00:40:00buy0.10usdjpy111.7652019.03.04 01:02:42111.844790.007.9
2019.03.04 00:40:03buy0.10usdjpy111.7782019.03.04 01:02:42111.844660.006.6
2019.03.04 01:00:36sell0.50audcad0.942802019.03.04 02:35:200.941794,255.0010.1
2019.03.04 01:00:36sell0.50audcad0.942802019.03.04 02:35:190.941774,340.0010.3
2019.03.04 23:05:00sell0.10gbpusd1.317842019.03.05 00:30:051.3178134.000.3
Total18,619.0057.8

損益:19,336-18,619=717円 Pips:64.1-57.8=6.3 pips

半信半疑で同じEAをちがうロケーションのFX会社とVPSサーバーで動かしてみました。

ここまではっきりとちがう結果となったことに、とても驚いたのを今でも覚えています。

ただでさえ、EAは小さなスプレッドを取っていくのに、レイテンシーの差だけで損益に影響があると何か対策を考えざるを得ません。

このころから真剣にトレード環境の改善に取り組んでいきました。

レイテンシーも極めていったらキリがないのですが、今ではレイテンシー10ms以上の環境でEAを稼働させるようなことは絶対にしません

目標は2ms以下です。これは誰でも構築可能なトレード環境です。

では、どうすればレイテンシー(遅延速度)を改善できるのか?

具体的な方法は次の2点になると思います。

複数の海外FX会社の利用
海外FX会社のサーバーと同じロケーションのVPSサーバーを利用

最適なトレード環境の構築手順

1.海外FX会社をスプレッドや手数料、レバレッジなどから選ぶ
2.海外FX会社のサーバーの場所を確認
3.海外FX会社のサーバーの場所と同じ場所にサーバーがあるVPSを探す
4.VPS会社をスペックや料金から選ぶ
5.これを何パターンかトレードしながら試していく
※実際にリアル口座で取引してみないとわからない部分はやはり多いです。

VPSサーバーのロケーションによるレイテンシー(遅延速度)の影響

TradersTrust(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ロンドンサーバー
TradersTrust(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ロンドンサーバー)
TradersTrust(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ニューヨークサーバー
TradersTrust(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ニューヨークサーバー)
TradersTrust(ロンドンサーバー)とインドネシア
TradersTrust(ロンドンサーバー)とインドネシア

見ての通り、FX会社のサーバーとVPSサーバーの物理的な距離が大きくなるほど、レイテンシー(遅延速度)は大きくなっています。

海外FX会社のちがいによるレイテンシー(遅延速度)の影響

TradersTrust(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ロンドンサーバー)
TradersTrust(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ロンドンサーバー)
Tickmill(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ロンドンサーバー)
Tickmill(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ロンドンサーバー)
XM(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ロンドンサーバー)
XM(ロンドンサーバー)とWIN-VPS(ロンドンサーバー)

この場合は、「Traderstrust」か「XM」でトレードするとレイテンシー(遅延速度)が最小となり収益の向上が見込めます。

レイテンシー(遅延速度)によるトレードへの影響のまとめ

レイテンシー(遅延速度)のトレードへの影響や、取引そのものが成立する仕組みなど、普段あまり気にしない仕組みをなるべくわかりやすく解説していきました。

普段、何気なく使っているFX会社やVPSですが、実はこれらの選択はとても重要です。

FX取引の仕組みを知ることは、FX自動売買を始めるうえでとても大切なことですし、FX自動売買を長期的に継続していく上では必須のスキルとも言えます。

また、これらを知らないと、利益が上がる優位性があるEAを購入しても利益を上げられない可能性も出てきます

トレード環境の構築は知らないと、それだけで不利なトレード環境になってしまうので、海外FXや海外VPSは必須です

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