
こういった疑問に答えます。
- FX自動売買じゃなくても『FXは危険』な理由
- 危険でないFX自動売買の始め方はこれです
- 『危険=リスク』ではなく『何もしない=リスク』の話
この記事を書いている筆者は、専業投資家となり10年が経過しました。現在は、FX自動売買をメインの取引スタイルとして、運用を行っています。
何かを始めるときに大切なのは”リスクの把握”ただ一点です。『リスク』と『危険』はイコールではありません。
この記事では、FX自動売買を取り巻く環境を俯瞰しつつ、筆者が持っている知識を共有します。
FX自動売買じゃなくても『FXは危険』な理由
FXに限らず、投資において安定しているモノを探すほうが難しいかなと。
ここでは、FXで発生する危険を解説します。
そんな、”生ぬるい”もんじゃありません。FX自動売買で発生する危険を徹底的に見ていきます。
FX自動売買で資金をすべて失う危険
口座破綻は案外、起こります。FX口座に入金した時点で、それが安定に直結することはありません。
たとえ優位性のあるEAを動かしたとしても、相場環境は常に変化していきます。「このEAなら大丈夫」という先入観に固執しても、その先に未来はありません。
普通に考えたら分かりますが、あなたが為替相場を動かすことはできません。ここまで来たら、もう限界だろうという価格から、さらに突き進んでいくのが相場というものです。
FX自動売買で全財産を失う危険
損失を出して、取り返そうと思うと全財産を失います。
こちらも、アナタが思っているよりも多くの人が実際に経験しています。なぜ、そうなってしまうのでしょうか。
プロスペクト理論(ぷろすぺくとりろん)
プロスペクトとは英語のProspectのことであり、期待や予想、見込みなどのニュアンスを持つ。プロスペクト理論はリスクを伴う状況下での判断分析として、米カーネマン氏らが1979年に公表した論文のタイトル名。プロスペクト理論により、従来の投資効用理論では説明のつかない投資家の判断行動が現実に即した形で解明された。例えば、投資家は収益よりも損失の方に敏感に反応し、収益が出ている場合は損失回避的な利益確定に走りやすい。一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうとしてより大きなリスクを取るような投資判断を行いやすいとされる。
プロスペクト理論は行動ファイナンスや行動経済学と呼ばれる心理学の要素を応用した新たな経済学の分野を切り開いたとして、同氏は2002年のノーベル経済学賞を受賞している。
つまり人間の脳は、以下のようになっている
- 人間の脳は、利益よりも損失に敏感
- 人間の脳は、損失の状態がとても苦痛
- 人間の脳は、それを回避するため大きな危険をとっても行動
このなかで、一番大切なことは『人間の脳』という部分。それは頭の悪い人というわけでなく、頭のいい人も含めたすべての人間が、こういった行動をとるということです。
FX自動売買で損失が発生した場合、その損失を取り返そうとして再入金を繰り返して、全財産を失う危険はすべての人間にある。この知識は、知っておいて損はないでしょう。
そして、全財産を失った人間はどうなっていくのでしょうか。
さいごに、絶望して命まで失う危険
全財産以上のモノを人は失う可能性があるのでしょうか。
絶望は人の命をも奪い去ってしまいます。
アメリカの若きトレーダーが自殺
アメリカで20歳の若きトレーダーが自殺する事件があった。
これも、アナタが思っている以上に、あり得る話だということは肝に銘じておきましょう。
危険でないFX自動売買の始め方はこれです
そう考えた方も、多いかと思います。
ですが、経験上そこまで危険ではありません。
それは、FX自動売買で行うべき3つの基本作業を行っているからです。
それはズバリ、つぎの3つを繰り返すことです。
- バックテストを自分で行う→ EA開発者のデータを鵜呑みにしない
- デモ口座でトレードを行う→ 自分のお金は安易にリスクにさらさない
- 少額入金してリアル口座で取引を行う→ 石橋は叩いて渡ってください
FX自動売買で大損している人は、このプロセスをウザがってやらないです。
本当にシンプルで「お前は何言ってるの?」って感じかもですが、初心者はこういったことをを無視して、いきなり入金してトレードします。
このあたり詳しくは【情弱】初心者がFX自動売買で大損する理由3つ【勝つ方法も解説】で解説しています。ぜひとも参考にしてください。

『危険=リスク』ではなく『何もしない=リスク』の話
リスクがあるからといって、何も行動しないことが正しい選択なのでしょうか。
2014年の時点で、すでに未来は予測されていました。
オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」(週刊現代) @moneygendai
たとえばバーテンダーの仕事。これがコンピューターに代わられる確率は77%—。そんな大胆予測を披露した論文が全世界で話題だ。論文の執筆者が本誌に語った、凄まじすぎる「雇用の未来」。
すでに、「タクシーはUber」に「旅館やホテルはAirbnb」に仕事が奪われているのは、ご存じだと思います。
その通り。
筆者は2016年に海外ノマド生活を開始し、現在は投資収益のみで生活中。
行動がリスクを減らします。筆者の場合は海外で生活を始めただけで生活費を5万円まで圧縮することができました。
ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください(^_-)-☆
チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。
ホンダ創業者 – 本田宗一郎