
こんな疑問にお答えします。
- 【MT4 vs MT5】各メタトレーダーの違いは5つだけ…
- 【MT4版 vs MT5版】各種ツールを比較したら、悩ましい現実が見えた
- 【MT4対応 vs MT5対応】のFX業者を比較したら、日本と世界の差が見えた
- 【MT4 vs MT5】の未来を考えたら「共存共栄」の未来が見えた
筆者は投資歴16年目。
「MT4 & MT5」を利用して自動売買中。運用結果は、偽装できない「認証口座」ですべて公開しています。
ITエンジニア「開発元によるMT4の自動アップデータが終了しました。今後は不具合が発生しても、修正は行われません。なので、MT5を使ってください。」
こんな判断基準が正しいとは思いません。
なぜなら、アナタは「ITエンジニア」ではなく「トレーダー」のはず。ITエンジニアの空論ではなく、現役トレーダーが実運用上のちがいを解説します。
【MT4 vs MT5】各メタトレーダーの違いは3つだけ…
機能のちがいではなく、実運用上のちがいをピックアップ。
収益(利益 or 損失)に直結する内容のみ、現役トレーダーが解説します。
- 「MT5は64bitなので、動作が速い」
- 「全21種類の時間足でチャート分析」
- 「MQL5開発環境上の特徴はこれ」
こんな解説を必要としていない方向け。
実運用上の問題点を3つのテーマで比較していきます。
さっそく、見ていきましょう。
【MT4版 vs MT5版】各種ツールを比較したら、悩ましい現実が見えた
「自分の金で取引する」
このように考えたときだけ、人は真剣に考えます。
- その①:EA(自動売買)
- その②:インジケーター(視認性の向上)
- その③:サインツール(売買シグナル)
知識としてではなく、実運用上の視点から見ていきます。
【MT4版 vs MT5版】EA(自動売買ソフト)の比較
EA(エキスパートアドバイザー)とは、MT4/MT5にインストールして自動売買するためのツール。実運用上のポイントは、内外格差(国内 or 海外)が大きいこと。

日本人向けのEAは、以下のサイトで購入できます。
ただし95%以上は、MT4版です。
MT5版のEAを見かけることはありません。日本国内でMT5版のEAを入手することは、ほぼ不可能と考えたほうがいいでしょう。
※ゴゴジャンEAについては「ゴゴジャンEA」2022年のおすすめは!常勝・開発者がついに動き出す!で詳しくまとめています。まずは国内EAからという方は、参考にどうぞ。
「ゴゴジャンEA」2022年のおすすめは!常勝・開発者がついに動き出す!
「GogoJungle(ゴゴジャン)」1300以上のEAが出品されています。ただし、1年以上結果を残し続けるEAは、わずか。2023年まで、注目すべき10のオススメEA。EAの選び方は「稼働期間」と「リアル運用」がポイント。厳選したゴゴジャンEAのみ紹介します。

海外では、EA開発者が自身の公式サイトを立ち上げて販売するケースが多い。なので、メタクオーツ社運営のMQL5で販売されているEAは、氷山の一角に過ぎません。
また、MT5版のEAとしてではなく、MT4/MT5兼用のEAとして提供。価格も2倍になるわけではないので、コチラの方が使いやすいかなと。
【MT4版 vs MT5版】インジケーターの比較

入手方法は、無料版/有料版ともに以下の2択。
MT4/MT5で使用するインジケーターとは、
「メタトレーダーをより使いやすくする」ためのツールです。基本的に購入後、MT4/MT5にインストールでするだけで利用可能。カスタマイズもでき、トレードしやすい環境構築に使います。
※MT4にセットするまでは【※無料です】”HT_Higher_Candle”を使うと可視化される「上位ローソク足」で詳しく解説。完全初心者向けなので、ここでイメージを掴んでください。
【MT4版 vs MT5版】サインツールの比較
サインツールの入手先も、インジケーターと同じく以下の2択。
当ブログでは、
「インジケーター」と「サインツール」を以下の基準で分けています。
サインツール →【売買サインを出すもの】
インジケーターの中で、
売買シグナルまで出すものを、一般的にサインツールと呼んでいます。サインツールに関しては、ほとんどがMT4版。MT5版はとても少ないです。
またサインツールは、シグナル通りに売買しても利益にはなりません。なぜなら、あくまで分析するためのツールだから。分析結果をもとに取引するかは、アナタ自身で判断する必要があります。
※具体的な使い方は【誤解しないで…】”もちぽよアラート”を検証したら、開発者の「強い意志」を感じた。を参考にどうぞ。ツールの使いこなし方を具体的に解説しています。
日本国内向けサイトでは、MT5版EAがほとんどない。この点を除いては、MT4/MT5利用におけるデメリットはなさそうです。
つづいては、FX業者の対応について見ていきます。
【MT4対応 vs MT5対応】のFX業者を比較したら、日本と世界の差が見えた
メタトレーダーの問題を語るとき、
日本のFX業界のガラパゴス化問題は、避けて通ることはできません。
日本と海外のMT4/MT5の導入状況を見ていきます。
【MT4対応 vs MT5対応】海外FX業者の比較

海外FX業者は、大小合わせれば100以上はあります。この中で、MT4/MT5両方とも採用していないのは「iForex」1社のみ。
言い換えるならば、ほぼすべての海外FX業者が「MT4 or MT5」を導入済みということ。MT4だけでなく、追加でMT5を導入するFX業者も増えています。なので、対応FX業者が少なくて困るということはないでしょう。
※筆者が利用中のMT4/MT5対応業者は【理由も解説】海外FXで自動売買[EA]→ お金をかけずに利回りを2倍にする方法で解説。運用結果も含めて解説しているので、参考にどうぞ。
【MT4対応 vs MT5対応】国内FX業者の比較

国内FX業者は全50社。
このうちMT4対応業者は10社、そしてMT5対応業者は4社のみ。つまり、ほとんどの国内FX業者は、MT4/MT5を導入していません。
なぜ、日本のFX業者はMT4/MT5を導入しないのでしょうか。日本のFX業界の歴史を考えると見えてきます。
② 金利を求める個人がFXのスワップ投資を開始
③ 日本のFX利用者が世界トップクラスの規模に増加
④ 利用者が増える環境で、国内FX業者の利益は増える
⑤ 独自の取引ツール開発費が捻出できるのでMT4/MT5を導入せず
利用者が増えているのなら、これでいいのかもしれません。しかし利用者が減る環境になったら、どうなるのでしょうか?未来はわかりませんが、そのタイミングでMT4/MT5の導入に踏み切るのかもしれません。
世界的に見れば、MT5対応のFX業者は増えています。日本を除いては…
メタトレーダーから、
日本のFX業界の未来を考えてみます。
【MT4 vs MT5】の未来を考えたら「共存共栄」の未来が見えた
MT4/MT5開発元のメタクオーツ社は、
2021年に3回、MT4のアップデートを行っています。(※2021年5月14日、2021年7月23日、2021年10月14日)
過去に幾度となく、MT4のアップデートを終了するとアナウンスがありました。
利用者が多くいる状態で、サービスを停止すると何が起こるのでしょうか。MT4/MT5を提供するメタクオーツ社のビジネスモデルから、未来が見えてきます。
② 取引するとメタクオーツ社に利用料が入る
③ MT4を使えなくすると、利用料収入が減る可能性がある
④ MT5へ移行してほしいが、MT4を強制終了することができない
これが「MT4とMT5が共存している理由」のすべてです。
MT4とMT5、どっちを使えばいいの?
根本的な考え方が間違っています。
利益は「取引プラットフォーム」ではなく「トレード」によって発生します。順番を間違えないでください。
MT4/MT5版EAは増加中、
『MT4でFX自動売買 EAランキング』
『MT5でFX自動売買 EAランキング』で詳細を確認。
MT4/MT5版インジケーターは、
『MT4・FX最強のインジケーターランキング』
『FX用・MT5インジケーターランキング』でピックアップ。
Mt4/MT5対応FX業者は、
海外FX業者が圧倒『海外FXで自動売買[EA]→ お金をかけずに利回りを2倍にする方法』をチェック。
最終結論は、
あなたのトレードスタイルを実現できるプラットフォームを利用すべき。使いたい「EA」「インジケーター」「FX口座」があるかで判断します。
「MT5 or MT4」で考えるのではなく「損益」から逆算して考えてください。健闘を祈ります(^_-)-☆