
こういった疑問に答えます。
- バンコク銀行の口座開設①:口座開設する
- バンコク銀行の口座開設②:インターネットバンキングの使い方
- バンコク銀行の口座開設③:海外送金する
- バンコク銀行の口座開設④:クレジットカード
- バンコク銀行の口座開設⑤:金利・株価・支店
- タイでのお金の管理方法を考える
この記事を書いている筆者は2016年から東南アジアで海外ノマド生活をしています。2017年にバンコク銀行で口座開設して、現在も利用中です。
今回は、現時点での情報も加味して「バンコク銀行の口座開設」の情報をシェアしていきます。
※2020年時点で、ビザなしや観光ビザでもバンコク銀行の口座開設は可能です。ただし開設するための必要書類を別途用意する必要があります。(戸籍謄本の原本、3か月以上のアパートの契約書など)
※海外ノマド生活中のお金の管理は、海外銀行口座を開設して行っています。詳しくは「Union Bank[ユニオンバンク]の口座開設」「インドネシアBNI銀行の口座開設」でも解説しています。
バンコク銀行の口座開設①:口座開設する
2017年の1月にバンコク銀行の口座開設をしてきました。場所はシーロムのバンコク銀行本店、所要時間は1時間程度でした。
- バンコク銀行の口座開設に必要なもの
- バンコク銀行の口座開設費用
- バンコク銀行口座開設の流れ
これらについて解説していきます。
バンコク銀行の口座開設に必要なもの
バンコク銀行の口座開設当日に持参するものは以下のとおりです。
- 身分証明書:パスポート
- タイに滞在している証明書類:学校や会社からの在籍証明
- 住所を確認できる書類:アパートの契約書など
- タイ国内の電話番号:インターネットバンキングの利用に必要です
- 現金:少額でもOK(1000バーツほど)
※日本のAmazonで海外のSIMカードを購入することができます。詳しくは「AISのSIM2FLYをトップアップして日本で使う設定」「TelkomselのSIMカードの使い方」「mobifone ベトナムのSIMカードの使い方」でも解説しています。
バンコク銀行の口座開設費用
バンコク銀行で口座開設する当日にかかる費用は以下のとおり。
- デビットカード発行手数料:バンコク銀行公式サイト|Be1stスマートカード
- デビットカード年間利用料:バンコク銀行公式サイト|Be1stスマートカード
バンコク銀行口座開設の流れ
基本的な流れは以下のとおり。バンコク銀行のスタッフは、外国人の多い支店では簡単な英語に慣れているので口座開設はスムーズです。
また、口座開設時はスタッフと1対1になるので、わからないことがあったら、Google翻訳を使って確認するようにしましょう。タイ人か、タイ語のわかる人に同伴してもらう必要性は感じませんでした。
- ①:発券機で口座開設のチケットをもらう
- ②:チケット番号が呼ばれたらカウンターへ
- ③:口座開設したいことを伝える
- ④:パスポートを提出
- ⑤:問題なければ書類に必要事項を記入
- ⑥:デビットカードを選択
- ⑦:インターネットバンキングとアプリの利用も申し込み
- ⑧:インターネットバンキングとアプリの設定
これで、口座開設完了です。バンコク銀行の口座開設が終了したら次の3つを受取ることになります。
バンコク銀行のデビットカード
現金を入金したレシート
バンコク銀行では、日本のゆうちょ銀行のようなワンタイムパスワードをつくるトークンのようなものはないようです。
ワンタイムパスワードは登録した電話番号にSMSで送られてきます。インターネットバンキングを使うためには、タイの電話番号を維持し続ける必要があります。
バンコク銀行の口座開設②:インターネットバンキングの使い方
バンコク銀行では、インターネットによる金融サービスを利用することができます。とても便利なので、口座開設の際に必ず申し込むようにしましょう。
- バンコク銀行のインターネットバンキング(WEBブラウザ)
- バンコク銀行のアプリ(Bualuang mBanking)
この2種類のツールでインターネットで金融サービスを行っています。
利用例:バンコク銀行のネットバンキング
利用履歴の確認
デビットカード利用時や、家賃の支払いをした際の履歴を確認することができます。カシコン銀行のアプリで確認できるので、買い物する時の残高確認にとても便利です。デビットカードは預金残高の範囲内の買い物しかできませんので、、、
口座間送金
アパートやコンドミニアムの家賃の支払いに利用していました。ECサイトでの支払いや航空券購入時の支払いにも使えます。手数料は無料で、ほぼ1時間以内に決済は完了していました。
PromptPay(QR決済サービス)
タイでも、日本のLINE PayやPayPayのようなQR決済サービスが普及しつつあります。QR決済サービスはいくつかあるのですが、町中でよく見かけるのは「Rbibit LINE Pay」と「PromptPay」の2つです。
この「PromptPay」はタイ国内の銀行が、電子決済を普及させるため共同で開発したサービスです。なので、タイ国内銀行の公式アプリには基本的に、この「PromptPay」の機能がついています。使い方は次の2つあります。
お店側のQRコードをスマホアプリで読み取って、金額を入力して決済
タイ大手のカフェチェーンの「Cafe Amazon」での支払いは、「PromptPay」をいつも使っていました。
バンコク銀行の口座開設③:海外送金する
2020年現在では、バンコク銀行では海外送金サービスを提供中。つぎの2パターンに分けて見ていきます。
バンコク銀行で受取る場合(日本→タイ)
バンコク銀行側で特に手続きは必要ありません。送り側(日本側)の海外送金手順に従って手続きをしていきます。
- 受取人口座名義:アルファベットで受取人氏名
- 口座番号:***-*-*****-*(10桁)
- 振込先銀行:BANGKOK BANK
- SWIFT Code:BKKBTHBK
- 支店名:バンコク銀行公式サイト|店舗検索で確認
- 銀行住所:バンコク銀行公式サイト|店舗検索で確認
バンコク銀行から送金する場合(タイ→日本)
海外送金は海外送金取扱い支店の窓口のみで受付(平日のみ)
バンコク銀行の海外送金:Q&A
①:バンコク銀行の海外送金手数料?
ゆうちょ銀行以外から、バンコク銀行に送金する場合は、海外送金受取手数料 (SWIFT 送金):送金額(バーツ)の 0.25%、最低 200 バーツ・最高 500 バーツです。
②:バンコク銀行にゆうちょ銀行から海外送金できる?
海外送金時に必要な情報は、SWIFT送金と同じです。海外送金受取手数料(ゆうちょ銀行の送金)は一律 200 バーツです。
③:バンコク銀行のアプリから海外送金できる?
アプリでは海外送金はできません。アプリで送金できるのはタイ国内の銀行口座のみです。
バンコク銀行の口座開設④:クレジットカード
バンコク銀行のクレジットカードは、原則として労働許可証(ワークパーミット)の保有者のみ発行可能。
しかし、定期預金を作成すれば、その預金額を上限として利用できるクレジットカードを発行してくれる支店がある。最低預金額は20000バーツから(約6万7000円くらい)。
バンコク銀行のデビットカードは、VISAやMasterではなく、UnionPayなのでVISAやMasterで決済したい人はクレジットカードを作った方がいいでしょう。
バンコク銀行のクレジットカード:Q&A
①:バンコク銀行クレジットカードの種類は?
バンコク銀行のクレジットカードでは提携カードも含めて、多数のクレジットカードを発行しています。
バンコク銀行公式サイト|クレジットカード
②:バンコク銀行クレジットカードの限度額は?
バンコク銀行のクレジットカードの利用限度額は、日本とおなじように個人の信用度合いによって異なります。
③:バンコク銀行クレジットカードでポイントが貯める?
バンコク銀行のクレジットカードでは、ポイントが貯まるプログラムと、キャッシュバックを受取れるプログラムがあります。
バンコク銀行公式サイト|クレジットカード
④:バンコク銀行クレジットカードの支払い方法は?
バンコク銀行のクレジットカードは、口座から毎月指定日に引き落とされます。バンコク銀行内に複数の口座がある場合は引き落とし口座を指定することが可能です。
⑤:バンコク銀行クレジットカードの解約方法は?
クレジットカードの紛失・盗難時には、すみやかに解約手続きをとります。24 時間、年中無休で対応しています。保険会社による補償は、コールセンターへの紛失・盗難の届 出後から有効になります。日本のクレジットカードとはちがい、届出前に不正使用されてしまった場合はカード利用者に支払義務があります。
02-638-4999(24 時間対応)対応言語:タイ語、英語のみ
バンコク銀行の口座開設⑤:金利・株価・支店
最後にバンコク銀行について、そのほかの情報を見ていきます。
バンコク銀行の金利(2020年8月19日時点)
本日のバンコク銀行の金利:バンコク銀行公式サイト|金利と手数料
バンコク銀行の株価(2020年8月19日時点)
バンコク銀行の株価:SET(タイ証券取引所)公式ホームページ
どの国でも、銀行株というのは景気と連動して動くことが知られている。つまり銀行株が高ければ景気が良く、銀行株が安ければ景気が悪い、ということを意味しています。
バンコク銀行の株価チャートを見てみると、2つのピークがあることがわかる。1つ目は軍事クーデター前のの2013年。2つ目は民政移管される直前の2019年。
バンコク銀行の株価は、他の銀行株と比べて若干先行して動いているように見える。タイ最古の商業銀行ということで、よりタイ経済の実態を表しているのかもしれない。
もう一つさら注目すべき点は、2008年の世界金融危機の株価の下落幅である。この時は約2分の1になったあと反転上昇をしている。今回のコロナウィルスによる景気後退では、すでに株価は2分の1近くまで下落していが、2008年のような不況感を多くの人が感じているとは思えない。
今後、バンコク銀行の株価がどうなるかはわからないが、もし更に下落するようなら、今回の不況は2008年の時より深刻になる可能性がある。
バンコク銀行の支店
バンコク銀行支店の検索ページ:バンコク銀行公式サイト|支店検索
タイでのお金の管理方法を考える
2020年時点では、観光ビザやビザなしでもバンコク銀行の口座開設はできますが、数年前より明らかに条件は厳しいです。
屋台やコンビニでの買い物:キャッシングして現金
タイの銀行口座開設は、年々条件が厳しくなっているので、こういった使い方もアリなのかなと。
最近では、「Rbibit LINE Pay」というタイ版のLINE PayでBTS(高架鉄道)のチケット購入や7-Eleven(コンビニ)でも利用できるようになってきました。さすがに、中国のように屋台までQR決済にはなっていませんが、、、
まずは生活してみて、それからでも遅くはない
クレジットカードでタイのATMからキャッシングをする場合、各社によって手数料が違います。
この中で唯一、バンコク銀行のATMで、JCBカードを使ってキャッシングすると手数料が0円です。理由は分かりませんが、タイ限定でそうなっています。タイに行く際はJCBカードを1枚持っておくことをオススメします。
というわけで、今回は以上となります。
海外での生活基盤をを増やして、人生の安定度を高めていきましょう。