
こんな疑問にお答えいします。
- タイで銀行口座開設するには「ワークパーミット」が必要です
- バンコク銀行では旅行者でも銀行口座開設できます【条件詳細】
- 旅行者がタイで銀行口座開設するために必要なものは4つ
- タイ「パタヤ」で口座開設サポートを発見【バンコクから2時間】
7カ国、9行の海外銀行口座を利用中。
タイに滞在中は、タイの銀行口座と「Rabbit LINE Pay」などのアプリを組み合わせて、キャッシュレス決済をメインに利用していました。
タイ旅行者でも、銀行口座開設できたのは大昔の話。
しかし、完全に口座開設できないワケではありません。
2022年時点、タイで銀行口座開設する方法のすべてを見ていきます。
タイで銀行口座開設するには「ワークパーミット」が必要です
原則「ワークパーミット」が必要。
タイのほぼすべての銀行では、外国人が口座開設する際の必要書類として「ワークパーミット」を要求しています。
そもそも、タイの「ワークパーミット」とは
ビザは入国するための許可。
そして「ワークパーミット」はタイ国内に就労するための許可。就労ビザとは別に所轄の労働局にて申請します。タイでは就労ビザだけでは働くことはできません。
なのでタイで働く場合、就労用のビザで入国し、その後「ワークパーミット」をタイ国内で取得するのが一般的です。
- Non-Immigrant B:就労ビザ、入国後ワークパーミットを申請する必要あり
- Non-Immigrant ED:学生ビザ、タイ国内の大学や語学学校へ留学する際に取得
- Non-Immigrant O:配偶者ビザ、タイ人や就労ビザを取得している外国人の配偶者が取得
- Non-Immigrant O-A:満50歳以上が対象のロングステイビザ
- Immigrant:タイの永住ビザ
※2018年5月、タイ「カシコン銀行」の口座開設してきました。当時は「Non-Immigrant ED」で滞在中。このあたり詳しくはカシコン銀行[カシコンバンク]の口座開設【チェンマイで開設】で解説しています。
タイの銀行口座開設には「ワークパーミット」が必要
一部例外もあるようですが、ビザではなく「パスポート」と「ワークパーミット」の提示が口座開設条件となっています。
口座開設必要書類(各口座共通。別途規定のある口座を除く)
パスポート、労働許可証(原本)、またはデジタルワークパーミット(情報をプリントアウトしてお持ちください)
(中略)
労働許可証(デジタルワークパーミット)をお持ちでないお客様 (Non-Immigrant B, ED, O, O-A 等の長期滞在ビザ)の口座開設は、各支店の判断となりますので必要書類については、口座開設支店へ直接ご相談ください。
出典:バンコック銀行 日本語ウェブサイト|預金口座
タイ旅行者でも、銀行口座を開設できる方法。
例外を詳しく見ていきます。
バンコク銀行では旅行者でも銀行口座開設できます【条件詳細】
「日本人旅行者」でも、
銀行口座開設する唯一の方法。それはバンコクの「バンコク銀行本店」での口座開設。
この方法なら、タイの短期滞在ビザでもOKです。
- ビザなし:日本国籍者は30日間ビザなしで滞在可能、延長すれば最大60日間まで
- 観光ビザ:タイ国外の在外公館で取得、有効期間60日で延長すれば最大90日間まで
※タイの短期滞在ビザについては【2020年】TM7(申請書)の書き方 – タイでビザ延長【完全版】で解説。滞在予定のある方は、参考にどうぞ。
タイ「バンコク銀行本店」で銀行口座開設する条件
2020年3月までは、以下の書類があれば旅行者でもバンコク銀行の口座開設が可能でした。
・自宅の賃貸契約書(3か月以上)
2017年1月、筆者もこの方法でタイの銀行口座を開設。詳しくはバンコク銀行[バンコクバンク]の口座開設【現在でも可能】で解説しています。
そして、2020年3月から外国人のタイ入国が停止。口座開設する外国人旅行者そのものがいなくなりました。
昔は旅行者でもバンコク銀行本店で普通に口座開設できましたが、今は出来ないという人も居れば、交渉次第、いや支店や担当者次第だと言う人も居て不透明ですね。
自分はパタヤの日系エージェント経由で開設しました。
— まぁ (@ewatabe) March 9, 2022
タイ、入国規制を5月撤廃 ワクチン接種で検査不要:時事ドットコム
【バンコク時事】タイ政府は22日、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した渡航者について、5月1日から入国時のPCR検査を不要とする方針を決めた。未接種の場合は5日間の隔離を求めるが、渡航前検査の陰性証明があれば免除する。
タイへの入国が再開しつつあります。
最新の口座開設事情を、いっしょに見ていきましょう。
旅行者がタイで銀行口座開設するために必要なものは4つ
「バンコク銀行本店」で口座開設してる方、いるみたいです。
必要書類に注目して見ていきます。
「タイの住所証明」「戸籍謄本」が必要?
お友達の銀行口座開設のお手伝いでした
必要な物(ワーパミ無い場合)
・パスポート
・在留資格証明書
・コンドの賃貸契約書日本大使館で在留資格取得、今日行ったら2日待ちでした
後はバンコク銀行本店のジャパンデスクへ行けば作れます
どちらも日本語だけで行けますので簡単ですよ#タイ口座
— ナベちゃんねる@バンコク/YOUTUBE配信中 (@nabeokiya) January 19, 2022
バンコク銀行本店で口座開設完了
非居住者にはハードルが高くなってきました。が交渉すれば何とかなります。
必要書類は4点
パスポート
タイの住所証明
(ホテルやコンドで発行)
戸籍謄本の英文
(日本大使館で発行)
タイの携帯電話番号
早速インターネットバンキング接続完了 pic.twitter.com/pRxIa2ggPM— 柴田@自由人 (@sshibata2012) December 28, 2021
以下が口座開設に必要なもの。
- パスポート(本人確認書類)
- 在留届出済証明書 or 戸籍謄本
- 自宅の賃貸契約書(住所確認用)
- タイの電話番号(SMS受信用)
2022年になり、タイへの日本人旅行者は増えつつあります(※2019年は年間180万人)。
ただ、口座開設については情報不足。
タイ政府が外国人旅行者に来てほしいのは事実なので、行けば何とかなるのかなというのが個人的な見解です。
旅行者がタイで口座開設できるのは「バンコク銀行」。タイ以外でも、日本人旅行者が口座開設できる銀行はわずか。少しでも興味があるなら、早めの行動をオススメします。
※非居住者でも口座開設できる銀行は【2022】日本にいながら海外口座開設…全17行の「事実・調査結果」を報告するでまとめています。こちらも参考にどうぞ。
【2022】日本にいながら海外口座開設…全17行の「事実・調査結果」を報告する
日本にいながら口座開設できる銀行は2行。海外口座開設は、年を追うごとに厳しくなっているのが現状。少しでも気になるなら、早めの行動をオススメします。日本にいながら海外口座開設できる銀行【2行】条件なし・ 日本にいながら海外口座開設できる銀行【3行】条件付き
タイで銀行口座開設する方法は、年々厳しくなっています。ですが少しだけ考え方を変えると、いままで見えなかった選択肢が見えてきます。
タイ「パタヤ」で口座開設サポートを発見【バンコクから2時間】
パタヤの日系旅行会社「ALLPATTAYA」にて、バンコク銀行の口座開設サポートを行っています。こちらは、ビザなしの旅行者OKのサービス。
Q:タイに住所がないのですが口座開設は可能ですか?
A:弊社にてサポートいたしますので、観光や短期滞在にてお越しのお客様でも口座開設は可能です。
出典:ALLPATTAYA|FAQ|よくあるご質問
- 3,000 THB (50歳以上のかた)
- 4,000 THB (50歳未満のかた)
- 2,500 THB (傷害保険1年の加入必須)
バンコクからパタヤまでは約2時間。
サポート費用として、数万円支払えるなら検討してもいいのかなと。
タイの銀行口座開設、現実的な選択肢
「旅行者がタイの銀行口座を開設できるのか?」
今回の記事をまとめます。
タイで銀行口座開設するには、
基本的に『ワークパーミット』が必要。
例外的に、
『バンコク銀行』では旅行者でも口座開設可能、ただ現時点では情報不足。
長期滞在を考えているなら、
『学生ビザ』『リタイアメントビザ』『エリートカード』取得後の銀行口座開設を選択肢に考えてください。
銀行口座開設のみで考えるのではなく、タイへの滞在方法を少し工夫することで選択肢を増やしてみてもいいのかなと。タイの銀行口座を開設できれば、屋台以外で現金を使う機会はなくなります。
より快適な時間をタイで過ごすために、検討してみてください(^_-)-☆