【2020】カシコン銀行[カシコンバンク]の口座開設【チェンマイで開設】

銀行口座
カシコン銀行の口座開設を検討している人「カシコン銀行の口座開設について知りたい。 タイの銀行口座開設に興味があるけど、日本人でも開設できるのかなぁ。タイの銀行口座開設に関しては初心者なので、事前に情報収集しておきたいです。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容
  • カシコン銀行の口座開設①:口座開設する
  • カシコン銀行の口座開設②:インターネットバンキングの使い方
  • カシコン銀行の口座開設③:海外送金する
  • カシコン銀行の口座開設④:クレジットカード
  • カシコン銀行の口座開設⑤:金利・株価・支店
  • タイでのお金の管理方法を考える

この記事を書いている筆者は、東南アジアで海外ノマド生活4年目です。

このうち、タイにはトータルで2年ほど滞在しており、滞在期間中にカシコン銀行の口座開設をして現在も利用中。今回は「カシコン銀行の口座開設方法」を解説します。

※筆者は現在インドネシアに滞在中ですが、カシコン銀行のデビットカードで支払い、カシコン銀行のアプリから取引履歴を確認して、お金の管理をしています。

※海外ノマド生活中のお金の管理は、海外銀行口座を開設して行っています。詳しくは「Union Bank[ユニオンバンク]の口座開設」「インドネシアBNI銀行の口座開設」「バンコク銀行[バンコクバンク]の口座開設」でも解説しています。

カシコン銀行の口座開設①:口座開設する

2019年の7月にカシコン銀行の口座開設をしてきました。場所はチェンマイのショッピングモールMAYA内の支店、所要時間は1時間程度でした。

  • カシコン銀行の口座開設に必要なもの
  • カシコン銀行の口座開設費用
  • カシコン銀行口座開設の流れ

これらについて解説していきます。

カシコン銀行の口座開設に必要なもの

カシコン銀行の口座開設当日に持参するものは以下のとおりです。

  • 身分証明書:パスポート
  • タイに滞在している証明書類:学校や会社からの在籍証明
  • 住所を確認できる書類:アパートの契約書など
  • タイ国内の電話番号:インターネットバンキングの利用に必要です
  • 現金:少額でもOK(1000バーツほど)

※日本のAmazonで海外のSIMカードを購入することができます。詳しくは「AISのSIM2FLYをトップアップして日本で使う設定」「TelkomselのSIMカードの使い方」「mobifone ベトナムのSIMカードの使い方」でも解説しています。

カシコン銀行の口座開設費用

カシコン銀行で口座開設する当日にかかる費用は以下のとおり。

  • デビットカード発行手数料:50バーツ
  • デビットカード年間利用料:250バーツ(毎年口座から引き落とし)

カシコン銀行口座開設の流れ

基本的な流れは以下のとおり。カシコン銀行のスタッフは、外国人の多い支店では簡単な英語に慣れているので口座開設はスムーズです。

また、口座開設時はスタッフと1対1になるので、わからないことがあったら、Google翻訳を使って確認するようにしましょう。タイ人か、タイ語のわかる人に同伴してもらう必要性は感じませんでした。

  • ①:発券機で口座開設のチケットをもらう
  • ②:チケット番号が呼ばれたらカウンターへ
  • ③:口座開設したいことを伝える
  • ④:パスポートを提出
  • ⑤:問題なければ書類に必要事項を記入
  • ⑥:デビットカードを選択
  • ⑦:インターネットバンキングとアプリの利用も申し込み
  • ⑧:インターネットバンキングとアプリの設定

これで、口座開設完了です。カシコン銀行の口座開設が終了したら次の3つを受取ることになります。

カシコン銀行の通帳
カシコン銀行のデビットカード
現金を入金したレシート

カシコン銀行では、日本のゆうちょ銀行のようなワンタイムパスワードをつくるトークンのようなものはないようです。

ワンタイムパスワードは登録した電話番号にSMSで送られてきます。インターネットバンキングを使うためには、タイの電話番号を維持し続ける必要があります。

カシコン銀行の口座開設②:インターネットバンキングの使い方

カシコン銀行では、インターネットによる金融サービスを利用することができます。とても便利なので、口座開設の際に必ず申し込むようにしましょう。

  • カシコン銀行のインターネットバンキング(WEBブラウザ)
  • カシコン銀行のアプリ(K PLUS)

この2種類のツールでインターネットで金融サービスを行っています。

利用例:カシコン銀行のネットバンキング

利用履歴の確認

デビットカード利用時や、家賃の支払いをした際の履歴を確認することができます。カシコン銀行のアプリで確認できるので、買い物する時の残高確認にとても便利です。デビットカードは預金残高の範囲内の買い物しかできませんので、、、

口座間送金

アパートやコンドミニアムの家賃の支払いに利用していました。ECサイトでの支払いや航空券購入時の支払いにも使えます。手数料は無料で、ほぼ1時間以内に決済は完了していました。

PromptPay(QR決済サービス)

タイでも、日本のLINE PayやPayPayのようなQR決済サービスが普及しつつあります。QR決済サービスはいくつかあるのですが、町中でよく見かけるのは「Rbibit LINE Pay」と「PromptPay」の2つです。

この「PromptPay」はタイ国内の銀行が、電子決済を普及させるため共同で開発したサービスです。なので、タイ国内銀行の公式アプリには基本的に、この「PromptPay」の機能がついています。使い方は次の2つあります。

お店側の端末でQRコードを作成し、それをスマホアプリで読み取って決済
お店側のQRコードをスマホアプリで読み取って、金額を入力して決済

タイ大手のカフェチェーンの「Cafe Amazon」での支払いは、カシコン銀行の「PromptPay」をいつも使っていました。

K PLUS

K PLUS
開発元:KASIKORNBANK PCL.
無料
posted withアプリーチ

カシコン銀行の口座開設③:海外送金する

2020年現在では、カシコン銀行では海外送金サービスを提供中。つぎの2パターンに分けて見ていきます。

カシコン銀行で受取る場合(日本→タイ)

カシコン銀行側で特に手続きは必要ありません。送り側(日本側)の海外送金手順に従って手続きをしていきます。

カシコン銀行に海外送金する際に必要な情報

カシコン銀行から送金する場合(タイ→日本)

海外送金は海外送金取扱い支店の窓口のみで受付(平日のみ)

カシコン銀行の口座開設④:クレジットカード

カシコン銀行のクレジットカードは、労働許可証(ワークパーミット)の保有者のみ発行可能。

カシコン銀行の口座開設⑤:金利・株価・支店

最後にカシコン銀行について、そのほかの情報を見ていきます。

カシコン銀行の金利(2020年8月19日時点)

本日のカシコン銀行の金利:カシコン銀行公式サイト|金利と手数料

カシコン銀行の預金金利(※2020年8月5日)
Account Types Individual Juristic Person
Current 0.00% 0.00%
Savings 0.25% 0.050%-0.250%*
3 mths Fixed 0.37% 0.150%-0.370%*
6 mths Fixed 0.45% 0.200%-0.450%*
12 mths Fixed 0.450%* 0.200%-0.450%*

カシコン銀行の株価(2020年8月19日時点)

カシコン銀行の株価:SET(タイ証券取引所)公式ホームページ

カシコン銀行の株価(2020年8月19日時点)

株価から読み解くタイの景気

どの国でも、銀行株というのは景気と連動して動くことが知られている。つまり銀行株が高ければ景気が良く、銀行株が安ければ景気が悪い、ということを意味しています。

カシコン銀行の株価チャートを見てみると、3つのピークがあることがわかる。1つ目はアジア通貨危機直前の1996年。2つ目は直近の軍事クーデターが起きた直前の2014年。

そして2018年、、、この年は年間を通してタイに滞在していたが、確かに景気は良かった。だが、現在では、世界金融危機直後の2009年の株価まで下がってしまっている。

さらに下がるのか、どうかはわかりませんが、2018年までの状況とハッキリと違う景気状態だということです。現在のバンコクの街の雰囲気から、景気悪化はあまり感じませんが、これから表面化していくのでしょう。

カシコン銀行の支店

カシコン銀行支店の検索ページ:カシコン銀行公式サイト|支店検索

タイでのお金の管理方法を考える

2020年時点では、観光ビザやビザなしでカシコン銀行の口座開設するのは、むずかしいのが現実です。

スーパーやショッピングモールでの買い物:クレジットカード
屋台やコンビニでの買い物:キャッシングして現金

タイの銀行口座開設は、年々条件が厳しくなっています。なのでこういった使い方もアリなのかなと。

最近では、「Rbibit LINE Pay」というタイ版のLINE PayでBTS(高架鉄道)のチケット購入や7-Eleven(コンビニ)でも利用できるようになってきました。さすがに、中国のように屋台までQR決済にはなっていませんが、、、

まずは生活してみて、それからでも遅くはない

クレジットカードでタイのATMからキャッシングをする場合、各社によって手数料が違います。

この中で唯一、バンコク銀行のATMで、JCBカードを使ってキャッシングすると手数料が0円です。理由は分かりませんが、タイ限定でそうなっています。タイに行く際はJCBカードを1枚持っておくことをオススメします。

というわけで、今回は以上となります。
海外での生活基盤をを増やして、人生の安定度を高めていきましょう。