【”三菱UFJ”が撤退】日本にいながらアメリカの海外口座開設は可能でしょうか?

銀行口座
日本在住者「日本にいながらアメリカの海外口座開設はできますよね。三菱UFJ傘下の米銀”ユニオンバンク”が、日本にいながら口座開設できると聞いたのですが…。2022年時点でも可能ですよね。」

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容
  • 日本にいながらアメリカの海外口座開設は可能でしょうか?
  • 速報:ユニオンバンク売却で、海外口座開設はどうなる…
  • ハワイ州であれば、旅行者でも海外口座開設が可能です

7カ国、9行の海外銀行口座を利用中。
筆者は海外ノマド歴6年目。生活費決済や資金移動をメインに海外銀行口座を使い倒しています。

2021年10月、激震走る

三菱UFJグループは、傘下の米銀行「ユニオンバンク」を全米5位のUSバンコープに売却すると発表。今後、日本にいながらアメリカの海外口座開設は、一気に不透明になりました。

2022年5月時点では、
「ユニオンバンク」は日本にいながら海外口座開設できます。
ただし、いつまで申し込み可能という情報はありません。このあたりも含めて、アメリカの海外口座開設事情をお話しします。

日本にいながらアメリカの海外口座開設は可能でしょうか?


結論は「Yes」
日本にいながら、三菱UFJ傘下の米銀「ユニオンバンク」の銀行口座を開設できます。

日本にいながら海外口座開設できる「ユニオンバンク」

2022年時点、日本にいながら海外口座開設できる唯一の銀行。それは、三菱UFJ傘下の「米ユニオンバンク」です。口座開設に必要な条件は以下のとおり。

  • 日本在住者であること
  • 三菱UFJ銀行の口座保有者であること

ハードルは、とても低めです。
郵送での申し込みで、口座開設完了までの期間は1か月程度。日本に住む多くの方が、この条件をクリアできると思います。

※このあたり詳しくは【1か月で完了】Union Bank[ユニオンバンク]の口座開設【日本語可】で開設しています。経験談をもとに作成、参考にしてください。

ユニオンバンクは、いつまで口座開設可能?

2021年10月、三菱UFJが「ユニオンバンク」の売却を発表。現時点で「海外口座開設」についての正式な発表はありません。

今後、起こりえる可能性について予想してみます。

速報:ユニオンバンク売却で、銀行口座開設はどうなる


三菱UFJグループは2021年9月21日、米国ユニオンバンクの全株式を、資産規模で全米第5位のUSバンコープに売却することで合意したと発表。

今後も口座開設できるのか考えてみました。

ユニオンバンク売却のポイントは3つ
・三菱UFJグループはバンコープの約2.9%分の株式を持つ。
・USバンコープとの関係性を保ち、業務提携を今後話し合う。
・株式は2022年6月までの売却完了をめざす。

結論から言うと、
三菱UFJ経由で「ユニオンバンク」の口座開設ができるかは、明記されていません。ですが2022年4月時点、三菱UFJ銀行の公式サイトから口座開設は可能。

今後、どうなるかは不明ですが、
いつ口座開設を終了しても、おかしくないと考えています。

アメリカ以外でも、海外口座開設できる銀行はわずか…

アメリカ以外でも、海外口座開設できる銀行はわずか…
三菱UFJ銀行の公式サイト経由で「ユニオンバンク」の口座開設はできる

世界的にみても、日本にいながら海外口座開設できる銀行は、ほんの一部。アメリカの銀行では「ユニオンバンク」以外にありません。

外資系銀行の支店が国内に進出し、
日本人預金者を歓迎していた時代はとっくに終わっています。

日本にいながら海外口座開設できる銀行

  • Union Bank|※三菱UFJグループ傘下の米国銀行、2021年9月にUSバンコープに売却することを発表
  • Krungsri Bank|※三菱UFJグループ傘下のタイ国内銀行、海外赴任者向け
  • PNB Bank|※フィリピン大手銀行、条件付きで日本国内でも口座開設可能
  • BDO Bank|※フィリピン大手銀行、条件付きで日本国内でも口座開設可能

アジアを中心に数行あるのみ。
しかも、口座開設条件は厳しめです。

※日本にいながら海外口座開設できる銀行は【2022】日本にいながら海外口座開設…全17行の「事実・調査結果」を報告するでまとめています。シンガポール以外も視野に入れている方は、参考にどうぞ。

アメリカの他銀行の口座開設も可能?

日本にいながらは不可能です。
ただ現地の支店窓口に行けば、海外口座開設できる銀行もあり。

このあたり詳しく見ていきます。

ハワイ州であれば、旅行者でも海外口座開設が可能です


アメリカ国内でも、ハワイ州では海外口座開設できることが有名です。ハワイに定期的に行く人は、口座開設を検討してもいいでしょう。

基本的な口座開設ステップ
①来店前に問い合わせフォームより連絡
②当日「パスポート」「口座開設資金」を用意して来店
③口座開設後、デビットカードを受取り
※2022年4月より、アメリカ非居住者の方で合計口座残高が1万ドル未満の場合、月額$20の手数料が発生します。
参考:ハワイで口座を開く | Central Pacific Bank

日本語でのサポートが受けられるのは、
ハワイ州の大手3行。

順番に見ていきます。

① アメリカで海外口座開設:Central Pacific Bank

アメリカで海外口座開設:Central Pacific Bank
アメリカで海外口座開設:Central Pacific Bank

ハワイ州第3位の銀行。
1954年に日系人が中心となり創業。日本の住友銀行が銀行創設に必要な人材をハワイへ派遣。公式サイトの日本語ページは、もっとも充実しています。

  • :アメリカ(ハワイ)
  • 口座開設方法:支店窓口
  • インターネットバンキング:利用可能
  • デビットカード:発行可能
  • URLhttps://www.cpb-jp.com/

② アメリカで海外口座開設:Bank of Hawaii

アメリカで海外口座開設:Bank of Hawaii
アメリカで海外口座開設:Bank of Hawaii

1897年に創設された、ハワイで2番目に古い銀行。
ハワイ州第1位の銀行です。公式サイトは英語メインで、一部ページは日本語でも見ることができます。

③ アメリカで海外口座開設:First Hawaiian Bank

アメリカで海外口座開設:First Hawaiian Bank
アメリカで海外口座開設:First Hawaiian Bank

1858年に設立されハワイで1番目古い銀行。
ハワイ州第2位の銀行です。公式サイトは英語メインで、一部ページは日本語でも見ることができます。

  • :アメリカ(ハワイ)
  • 口座開設方法:支店窓口
  • インターネットバンキング:利用可能
  • デビットカード:発行可能
  • URLhttps://www.fhb.com/jp/
アメリカの銀行口座をどうする?

具体的な使い道が、決まっているなら問題ありません。もし決まっていないのなら、ひとつだけ提案させてください。

Wise(ワイズ)のマルチカレンシー口座を活用しよう【クーポン付き】


なぜアメリカの銀行口座を、、、
「海外赴任」「留学」「投資」など、具体的な目的を持っているのなら海外口座開設は合理的です。

もしもの時のために、日本円以外の選択肢を確保しておきたい。

こう考えているのなら、こんな選択肢もあります。

Wiseで「アメリカドル口座」を開設できます

Wiseで「アメリカドル口座」を開設できます
Wise(ワイズ)は、海外在住者必須の格安送金アプリ。
2020年9月からは、日本在住者向けに「マルチカレンシー口座」がスタート。これなら、日本にいながら「アメリカドル口座」を開設することができます。

  • 銀行口座(国):10か国(アメリカ、イギリス、EU、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、シンガポール、ハンガリー、ルーマニア、トルコ)
  • 口座開設方法:オンライン
  • インターネットバンキング:利用可能
  • デビットカード:発行可能(Master)
  • URL (クーポン付き)https://wise.com/

「IBAN」が口座番号、
「Wise’s address」が銀行住所なので、
自分名義の現地銀行口座であることが確認できます。

自分名義の現地銀行口座であることが確認できます

海外口座開設は「生活費決済」の利用がメインです

銀行口座の利用方法、、、
99%以上の利用者は「生活費決済」で銀行口座を利用しています。そもそも、富裕層は資産運用目的で、今回紹介したような銀行を使ったりしません。(※ほとんどの人が名前を知らないプライベートバンクを利用)

総資産1億以下の人間が、
海外口座開設してメリットがあるのは、海外生活する場合です。なので、アメリカの海外口座開設を検討するなら、アメリカで暮らすこともセットで考えてみてください。

選択肢は出揃いました

人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。
Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.

-チャールズ・チャップリン(イギリス出身のコメディアン)

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1か月で海外口座開設なら、
ユニオンバンク』を三菱UFJ銀行経由で海外口座開設。

ハワイに毎年行くなら、
Central Pacific Bank』『Bank of Hawaii』『First Hawaiian Bank』の支店で海外口座開設に挑戦。

2022年時点、
アメリカの銀行口座は、日本にいながら開設可能。そして非居住者の銀行口座開設は、年々厳しくなっているのは事実。海外生活を考えているのなら、早めの行動をオススメします。

筆者は海外ノマド歴6年目。
行動するアナタを応援しています(^_-)-☆