- 2007年に投資を始め、今年で13年目。
- 2012年より専業投資家となり、今年で8年目。
- 2016年より海外ノマド生活を始め、今年で4年目。
なにを隠そう、筆者の経歴です。
東南アジアを移動しながら暮らしている筆者ですが、今回のお題は海外ノマドのお金の管理方法。お金の管理は、どこで生活するとしても大切ですからね。
海外在住者はどういった銀行を使っていくべきか?いくつくらい口座はもっているべきか?入出金方法はどうするの?といった質問にお答えします。
はじめに結論を書いておくと、フィンテック銀行のTransferWise[トランスファーワイズ]を使っています。複数の通貨を1つのアプリ内で管理することが可能です。実際の利用方法はどうなるのか、さっそく見ていきましょう。
今年で海外ノマド生活4年目。お金の管理方法も進化しています。今ではフィンテック銀行から直接、現地の電子ウォレットに送金して決済しています。ただ、やり方はネットで探すのも一苦労なので、本人の金融とITのリテラシー次第!現金が消える日は思ったよりも早いかもしれませんよ(^_-)-☆ pic.twitter.com/c0WmDwHHCu
— まざ@ブログ毎日更新中 (@nomadmuza) October 3, 2020
前提条件:海外銀行口座開設は厳しくなっている!
筆者の海外ノマド歴は4年ほどで、この4年間で7行の海外銀行口座を開設してきました。
日本の金融機関もそうなのですが、ほとんどの国では原則として非居住者(短期滞在の外国人)の口座開設、取引を制限しているのが現状です。
海外ノマド生活を開始した2016年以降でも各国で、金融関連の規制は強化されています。
海外銀行口座開設 – 台湾の場合
最近は台湾の銀行口座開設も、日本人旅行者がやるには難しくなったと聞きますからねぇ…
引き換えが銀行になったから「どうせ何度も来るから口座を作って預けさせて欲しい」とか言ったらどうなるかな^^;— ㄊㄡㄎㄞㄋㄛㄗㄛㄇ一@渡台できる日を待ちつつ今は模型中心 (@cassiopeiasweet) October 7, 2019
台湾で銀行口座開設しようと思ったら今はマイナンバーいるらしい
普段使いどころがないくせにこんな所でいるなんてほんとフザケてる? 住民票の写しなんてすぐに手に入らんわ!— ㄇㄠㄋㄞ (@Taichungqi) May 8, 2019
海外銀行口座開設 – タイの場合
口座開設とかバイクの免許とかブロガーによって、できるできない言ことがバラバラから困るよね。
とりあえず、11月時点でバンコク銀行は旅行者でも口座が作れる。ただし、コンドの契約書がいる。
まもなく作れなくなる模様。急いだ方がいいね。— おっさん (@sekainohuuzoku) November 22, 2019
海外銀行口座開設 – ベトナムの場合
Timo Plus口座開設の要件として最低12か月有効のビザが要ることを知る。自分の場合は旧TimoカードとVP Bankに移管された口座を大切に使い続けるしかない。
有用な情報をありがとうございます。#ベトナム https://t.co/XH1JmiLiZZ
— えんじん@謎の旅人 (@fireblade1992) September 1, 2020
今後もこの流れは変わらないと思うので、興味がある方は早めの行動をオススメします。
よくある質問:日本のクレジットカードだけでいいのでは?
この回答は『日本国外にある銀行口座も組み合わせたほうが確実に便利になる』です。『英語が苦手なんだよなぁ』といった声もありますが、いやいや違います。フィンテック銀行は日本語はおろか数か国語に対応しているのが現実です。
『日本語サポート』『日本の証明書類』『日本の銀行からの入出金』といたれり尽くせりの状態です。
TransferWise[トランスファーワイズ]は海外のアプリというより、日本のアプリといっても違和感はありません。
TransferWise[トランスファーワイズ]|国境なき金融の実現へ
TransferWise[トランスファーワイズ]は、2011年にエストニアで創業された格安送金サービスです。2018年時点での利用者は全世界で400万人を超え、海外在住の外国人にもっとも多く使われている金融アプリといっても過言ではないでしょう。マルチカレンシー口座は、一つの口座内に複数の通貨を入金し両替して保有することが可能。すべての手続きはスマホ上のアプリで完結でき、無料で発行可能のデビットカードを使って世界中のATMから出金、そして決済ができます。
- 口座開設方法:オンライン
- 口座通貨:米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、シンガポールドル
- デビットカード:日本在住者への発行はしていない
- URL:https://transferwise.com/jp/
TransferWise[トランスファーワイズ]の具体的な使い方は「TransferWise[トランスファーワイズ]の使い方6つ」で詳しく解説しています。

Revolut[レボリュート]|ヨーロッパで人気のデジタル銀行
Revolut[レボリュート]は、2015年にイギリスで創業されたフィンテックバンクです。ヨーロッパ全土を始め海外でも利用できる国が増えており、2020年には日本でも使えるようになりました。TransferWiseと同じく格安の手数料で通貨両替が可能、国際送金ができます。またRevolutの場合、日本在住者にもデビットカードの発行を行っており、これを使えば世界中のATMから出金、そして決済が可能です。
- 口座開設方法:オンライン
- 口座通貨:日本円
- デビットカード:発行可能(VISA)
- URL:https://www.revolut.com/ja-JP/
UnionBank[ユニオンバンク]|三菱UFJグループの一員
UnionBank[ユニオンバンク]は、三菱UFJグループの米国にある商業銀行です。現在でも短期滞在の日本人が開設できる海外銀行口座はあります。しかし、ほぼすべての銀行が現地への渡航が条件となっています。UnionBankの場合、三菱UFJ銀行のカリフォルニアアカウントプログラムを使うことにより、郵送で口座開設することができます。また口座開設後、手続きをすることでデビットカードの発行も可能です。
- 口座開設方法:郵送
- 口座通貨:米ドル
- デビットカード:MasterCard発行可能
- URL:https://www.unionbank.com/personal/japanese-services-jp
UnionBank[ユニオンバンク]の具体的な口座開設方法は「Union Bank[ユニオンバンク]の口座開設」で解説しています。

今回は以上となります。
筆者も4年ちかく、TransferWise[トランスファーワイズ]を使っていますがトラブルが発生したことは一度もありません。
お金が必要になったらネットで送金できる時代です。なるべくスムーズほうが良いです。日本から海外に送金するならTransferWiseを使えばOKです。
» TransferWise | ネットでかんたんに海外送金