【超ワカル】XMのナスダックとは、US100の値動き3つの特徴

XM Trading
XMでナスダックを取引したい人「XMのUS100って、ナスダックのことだよね。値動き良さそうだし参戦しようかな。XMのナスダックならレバレッジも高そうだし、ガンガン取引できそう。でも、FXと同じノリで取引してもいいのかな。」

こういった疑問にお答えします。

本記事の内容
  • XMのナスダックとは①:US100ってナスダックのことですよね?
  • XMのナスダックとは②:レバレッジ・スプレッド・スワップは?
  • XMのナスダックとは③:ナスダック攻略のための3つの特徴

この記事を書いている筆者は、現在、投資収益のみで生活中。投資歴も10年以上あり、金融リテラシーも高めです。

今回紹介するナスダックをはじめとする株価指数先物は、FXとは別物と考えるべきです。なので、XMでナスダックをトレードしたい人は、そのちがいを事前に知ってなくてはいけません。

そこで今回は、”XMのナスダックの概要”、そして”ナスダック攻略のための3つの特徴”を解説します。

XMのナスダックとは①:US100ってナスダックのことですよね?

XMで取引できるナスダックには2種類あります。

  • US100Cash(ナスダック指数)
  • US100(ナスダック先物)

ナスダック指数(US100Cash)とは

ナスダック指数(US100Cash)とは
参考:Daily Stock Market Overview, Data Updates, Reports & News | Nasdaq
正式名称は『ナスダック100指数』

ナスダックに上場する、金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数である。算出方法は日本のTOPIXと同じ。

S&P 500やダウ平均株価と異なり、指数を構成する銘柄に金融会社が含まれないのが特徴。IT関連企業の占める割合が高く、ダウ平均株価やS&P500と比較して、指数の乱高下が大きい。

ナスダック先物(US100)とは

ナスダック先物(US100)とは
参考:E-mini NASDAQ 100 Futures Price
正式名称は「ナスダック100先物」。

先ほどの、ナスダック100指数を対象とした先物取引で、満期時点のナスダック100指数の数値で差金決済されます。株式とはちがい現物の売買をするわけではなく、ナスダック100指数という数字を売買するため証拠金取引を採用。これはFXの仕組みとほぼ同じ。

ナスダック100指数を対象とした先物取引は、海外の複数の市場で取引されています。特に、米国のシカゴ・マーカンタイル取引所では活発に取引されています。

XMのナスダックとは②:レバレッジ・スプレッド・スワップは?

XMのナスダックとは②:レバレッジ・スプレッド・スワップは?

「US100」についてはスワップが発生しない、スプレッドが広め、限月制度があるなど、少し複雑な仕様となっています。

ここでは、初心者向けということで、「US100Cash」をメインに解説していきます。慣れてきたら、各自の取引スタイルに合わせて「US100」も検討してみてください。

XMのUS100Cash|レバレッジと証拠金

レバレッジ
XMTrading 100倍
DMM CFD 10倍

XMのUS100Cashを取引する場合のレバレッジは100倍。XMの為替取引のレバレッジは888倍なので、ここと比べると8分の1以下。

しかし、日本のFX会社のCFD取引のレバレッジは10倍のところが多いので、こちらと比べると10倍。レバレッジについては、圧倒的な差でXMに軍配が上がります。

US100Cashの必要証拠金は
最低証拠金額
XMTrading 13,000円
DMM CFD 65,000円

US100Cashの必要証拠金は以下の計算式で算出できます。

「ロット数 × コントラクトサイズ × オープン価格 × 証拠金率」

つまり、最低でいくらから取引できるかというと、

「1ロット × 1ドル × 13000 × 1% = 130ドル」

約13,000円からトレードできます。国内CFD業者の3分の1の資金で取引可能。資金が少ない人は、XMのほうが始めやすそうです。

JP225Cashの取引条件
  • 最低価格変動:0.01
  • 値動きの最小値:0.01
  • 1ロットあたりの価値:ナスダック100指数×1ドル
  • 最少/最大取引サイズ(MT4):1ロット/12500ロット

XMのUS100Cash|スプレッド

スプレッド
XMTrading 3pips
DMM CFD 2pips

スプレッドについては、XMより日本のCFD業者の方が若干狭いです。この程度スキャルピング取引のような短期売買を繰り返すのなら、日本国内のCFDを使った方がよさそうです。

XMのUS100Cash|スワップ

買いスワップ 売りスワップ
XMTrading -0.74 -0.72
DMM CFD -0.91 -1.42

XMのUS100Cashのスワップは、売り買いともにマイナスとなっています。スワップについては、海外指数ということでXMのほうが若干有利なようです。

XMのUS100Cashの配当調整金とは

XMのUS100Cashでは、配当調整金が発生します。これはXMのスケジュールにしたがって、買いポジションの場合は受取り、売りポジションの場合は支払いをすることになります。

XMのUS100Cashのスペック:まとめ

  • レバレッジはXMの方が10倍大きい
  • スプレッドはXMの方が狭い
  • スワップについても、XMのほうがいい

この結果から考えていくと、ナスダックのCFD取引はXM一択。国内CFD業者をつかった方がいいのは、他に取引したい銘柄がある場合ですね。ただ、DMM FXで取引できるのは7銘柄と少なめです。

XMのナスダックとは③:ナスダック攻略のための3つの指標

XMのナスダック取引を始めるアナタへ。

US100Cashは、ドル円やユーロドルなどの通貨ペアと同じ感覚で取引してもいいのでしょうか。答えは超短期取引に徹するというのであれば、気にしなくてもいいでしょう。

しかし、そうでないのなら、いくつか知っておくべき数字があります。

ここでは、ナスダックを取引している投資家が見ている指標を『XMのUS100Cash攻略のための3つの指標』として解説。ナスダック取引で、必ず見るべき影響力の強い指標をチェックしていきます。さっそく、1つ目の数字からいきましょう。

1⃣ XMのUS100Cash攻略:米国イールドスプレッド

米国イールドスプレッドとは「米国の10年債金利と2年債金利の差」のことです。

つまり期間のちがう国債の金利の差。日本の定期貯金の金利を見てもわかる通り、期間の長いタイプの商品の金利の方が高くなります。

1⃣ XMのUS100Cash攻略:米国イールドスプレッド
日本国債金利

なぜ、この長い期間と短い期間の金利差を、見る必要があるのでしょうか。それは次の傾向があるからです。

  • 景気が良いとき→金利差縮小
  • 景気が悪いとき→金利差拡大

もちろん、短期的な変動はあります。しかし「金利差縮小→拡大」のサイクルは約10年周期で発生。このサイクルは大口の機関投資家から熟練の個人投資家までが、当然のこととして知っています。

過去40年の米国イールドスプレッド
過去40年の米国イールドスプレッド
参考:10-Year Treasury Constant Maturity Minus 2-Year Treasury Constant Maturity (T10Y2Y) | FRED | St. Louis Fed

具体的なトレードでの使い方は、

  • 金利差が拡大している期間は→買い目線でトレード
  • 金利差が縮小している期間は→売り目線でトレード

ただし、長期の方向性を見る際の指標なので、短期取引では他の指標と組み合わせて使うようにしてください。XMのUS100Cashでの買いポジションを、10年間保有する人はいないと思うので。

2⃣ XMのUS100Cash攻略:米国失業率

2⃣ XMのUS100Cash攻略:米国失業率
参考:Unemployment Rate (UNRATE) | FRED | St. Louis Fed

XMのUS100Cashは、米国失業率の影響を強く受けます。

  • 米国失業率低下→NYダウ上昇
  • 米国失業率上昇→NYダウ下落
米国雇用統計とは

FXをやっている方なら聞いたことがある『米国雇用統計』。毎月第1週目の金曜日に、前月分のデータを発表しています。「非農業部門雇用者数」「失業率」などがあり、米国の雇用情勢がわかる重要な経済指標。

短期的な方向は「非農業部門雇用者数」から、長期的な方向は「失業率」から見てとることができます。

3⃣ XMのUS100Cash攻略:米国株EPS

3⃣ XMのUS100Cash攻略:米国株EPS

米国EPSは「1株当たり利益」のことです。

EPSとは「Earnings Per Share」の略で、直訳すると「1株当たりの利益」という意味です。EPSは、各会社の利益を発行済株式総数で割って計算します。ナスダックは100社の企業の平均株価指数です。これを全て各自で計算しなければいけないのでしょう。

その必要はありません。米国株のEPSを確認できるサイトを紹介します。

このサイトでは、ナスダックと並ぶ米国株式を代表する株価指数「S&P500」のEPSを確認できます。各企業のEPSは3か月おきの決算発表で分かります。これを個人で計算していたのでは大変なので、このサイトの数字を米国EPSとして使っていくのが便利です。

2019年10月から2020年9月までの米国株EPS
年月 米国株EPS
2020年9月 99.25
2020年8月 99.73
2020年7月 100.39
2020年6月 101.24
2020年5月 107.64
2020年4月 113.49
2020年3月 118.54
2020年2月 126.12
2020年1月 134.33
2019年12月 142.75
2019年11月 140.38
2019年10月 138.07

これを見ていくと、米国株EPSのピークは2019年12月、そこから2020年9月には3分の2程度にまで減少しています。ナスダックも2020年3月のコロナショックで、同じくらい下落したので、XMのUS100Cashを取引するうえでとても役に立つ数字です。

しかし、企業の決算発表が3か月に1回なので、すぐにはわからない点がデメリットと言えます。

US100Cashでの具体的な利用方法

US100Cash取引での具体的な利用方法は、とてもシンプルです。

  • イールドスプレッド縮小、失業率低下、EPS上昇→買い
  • イールドスプレッド拡大、失業率上昇、EPS低下→売り
  • それ以外の組み合わせ→見送り
2021年4月時点においては、

イールドスプレッド拡大、失業率低下、EPS低下ということで見送りになります。これは、あくまで長期的な方向性の話なので、スキャルピング取引をはじめとする短期売買での影響は小さいです。

まとめ:XMのナスダックとは

XMのナスダックについて、まとめるとこんな感じ。

  • US100Cashのレバレッジは100倍
  • US100Cashのスワップは売り買いともにマイナス
  • 2021年4月時点、長期的な投資は見送り

ナスダックを始めとする指数先物取引は、人気のトレード対象です。
なので、意識的に時間を捻出して、学習を進めるのが大切ですね。

というわけで今回は以上となります。
XMでナスダックをトレードしたいって方は、ボーナスの受取りといっしょにどうぞ。
» 無料でXMのUS100Cashの取引をはじめる